2017年04月17日

ふしあな

一体いつどうしてこんなことが起きてしまったのだろう…。
棟方志功の作品のカラーコピーにすり替わっていた事件。
何か大事なことを隠している気がしてなりません。
というのも指摘されてから公表、届け出までの時間のかかり方。
あわよくば気付かないふりでもしたかったのか
はたまた内部の人間の仕業であることが確実だから、深く調査をしないのか。

版画といっても、これがリトグラフのような印刷物風の作品なら
100歩譲ってもしかしたらわかりにくい作品があるのかもしれない。
しかし棟方志功といえば、木版を和紙に摺り、そのあと彩色している作品が多い。
まず和紙はコピー用紙とは明らかに違いますし、柔らかい水彩の彩色は
カラーコピーでは出にくい(よほど性能の良いカラーコピーなら可能?)。

これは額装されて、ガラスの中に入っていたとしても
専門家に指摘されるまでもなく、カラーコピーとわかる気がする。
いくらカラーコピーの性能が良くなったとはいえ
横約65センチ、縦約50センチの作品となると
大型のカラーコピー機でないとコピーが取れない。
ちょっと額から外して、事務所のカラーコピー機でという手軽さはない。

神奈川県立近代美術館が展示する前からカラーコピーならば
展示する際に気付くはずであろうし、
展示中に入れ替わったならばあまりにも管理がずさん。
「ホール内のどこかに本物があると思って探していた」という言い訳もね…。
どれもこれもピンとこないのです。
他国に渡っていなければ良いと願うばかりです。

posted by 愛虎 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする