2009年01月04日

学ぶ冒険

引きこもり(?)正月で、連日テレビの話題になってしまったが
NHKをつけっ放しにしていると『いま 学ぶ冒険へ!―山の分校・2009―』
という番組がはじまった。

何の番組(クイズ番組の問題だったように思う)だったか忘れたが、
昨日か一昨日もこの分校の話がNHKで話題になっていた。
とても興味深い話だったので覚えており、今夜またその話題に出逢うことができた。
20分ほどの短い番組ではあったが、非常に良い内容の番組だった。

50年前に教育テレビが始まり、当時まだテレビは高価で
なかなか庶民の手には届かないものだったため(公務員の給与の半年分)、
NHKでは1年間の期限付きでテレビを貸しだした。
栃木県栗山村の土呂部分校に、そのテレビがやってきた様子を
撮った「山の分校の記録」という番組をベースに
50年後の現在の土呂部と当時の分校の人たちを追ったものだった。

現在でも 当時テレビという「教室の窓」を通して学ぶ喜びを知った人が
新しいことにチャレンジしている様子などが描かれていたが
それよりも興味深いのは、やはり当時の分校の子供たちの様子である。

テレビと記念写真を撮る様子や、1年後の別れの前に丁寧に丁寧に
テレビの掃除をする様子などは非常に微笑ましかったし、
何よりも、テレビという魔法の箱をから、大人の(NHKの)思惑以上に
テレビから世界を広げ学んでいった子供達の好奇心がすばらしいぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

例えばオーケストラの演奏の番組で見たこともない楽器を見て、
すぐさまその演奏の手つきを真似する(今風に言えばエアバイオリン)。
はたまた、造船場の映像を見れば木材片で自分も船を作り、それを翌日学校へもって行き先生に見せる(それも一人ではなかった)。
さらに外の社会を知ったことで、自分達の村に興味を持ち、それを学芸会で発表する。
しかもその発表には調べた事のほかに、自分の村に合う農作物の提案までされていた。
どれもこれも言われたわけでなく、自主的に!

当時のテレビにはそれだけの力があった。
外の世界を素直に受け止め、それを見て学ぼうとする向上心があった。
テレビに限らず、ネットにも無数の窓が開いている。
しかしその窓から何かを学べるかどうかというとちょっと疑問だ。
窓を開く者が何かを伝えようという志を持っているのだろうか?
スポンサーの顔色と数字に振り回され、中にいる者さえ楽めれば、
番組表さえ埋まれば それで良い。そんな窓になっていないだろうか?

作り手の気概が感じられる番組が見たい。
posted by 愛虎 at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 色々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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