2006年01月08日

あん餅雑煮

今日は我家に今年初の出張整体がきた。
新年のごあいさつの気持ちを込め、例の「あん餅雑煮」を振舞った。
甘いものが苦手なMiさんも食べてくれたのでまずまずの味だったはず!?

数日前にもコメントしたが、あん餅を雑煮に入れるのは全国で唯一、香川県だけのようだ。
昨年末、勤め先で購読している東京新聞のサンデー版(12.25)の大図解シリーズに「おせちとお雑煮」が特集されていた。
各県の餅の形や調理方法(焼くor煮る)、汁の種類を、色やイラストで区分し『全国お雑煮マップ』を掲載しており、その中であん入り餅のマークはたった一つ、香川県だけだったのだ!
なかなか面白い図だったので、HP上にバックナンバーでもあればぜひ紹介したかったのだが…。
代わりに、日本の正月〜お雑煮をめぐる物語〜でそれと似た日本列島雑煮文化圏図なるものをみつけたが、やはりあん餅は香川だけのようだ。
とにもかくにも、私はこの“全国で唯一”というキーワードにとても惹かれて、香川の雑煮を自慢したくて仕方がない(笑)。

とは言うものの我家のあん餅雑煮はかなり亜流である。

神奈川出身の母は結婚した当初、年末に香川から送られてきたあん餅を「雑煮に入れて食うんだ」という父の言葉をどうしても信じられなかったようである。
結局「絶対アナタの勘違いよ」と突っぱね、その餅は焼いて食べていたそうだ(笑)。
数年して何かで“香川のめずらしいお雑煮”の存在を知ったらしい。
しかしその頃はもう父の実家でも、自宅や近所で餅をつくようなこともなく、といって市販されているわけでもなく、あん餅が手に入らなくなっていた。
近年になって、父の知人が時々年末にあん餅を送ってくれるようになり、そのときだけ我家にこの「あん餅雑煮」が登場するようになった。
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そして一昨年、新橋にあるせとうち旬彩館であん餅を入手できることを知り(でも実は愛媛産)、とうとう我家の名物料理にに格上げされた。

というわけで、我家のあん餅雑煮は正当な香川雑煮ではなく、
母が見よう見まねで創作した香川×神奈川の コラボ雑煮 だ。

具は母の実家から踏襲された、大根・ねぎ・ほうれん草・鶏肉・かまぼこ・なると・お揚げ等々。

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汁はかつお節とこぶのだし汁を白味噌仕立てにしたもの。
あん餅は焼いてから、この汁の中に入れやわらかくする。
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最後に結んだ三つ葉とゆずの皮をのせて完成。
特に決まったレシピはなく、味噌汁を作る要領で目見当と舌だけがたより。

ちなみに、正統派あん餅雑煮は
るるぶ.comの「和の心 お雑煮・お節特集」香川の情報満載「あ!みぃつけた」JA香川県「らりるれ香川」マルモト株式会社「今週のお料理」中国四国農政局「伝統料理(香川県)」などによると、輪切りの大根・人参がメインで、ところによって里芋や、小松菜、青海苔など入れたりするようだ。
また餅も焼かずに煮るそうである。
posted by 愛虎 at 23:19| Comment(10) | TrackBack(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ!
べん万です。TBありがとうございました。
私仕事の関係で13日に高松に行きます。
さっそく現地でリサーチ&試食をしてこようと
思っております。
Posted by べん万次郎 at 2006年01月09日 00:23
べん万次郎さん
コメントありがとうございます。
ぜひ試食してみてください。
私もはじめてこの雑煮の話を聞いた時は
「味噌汁にあんこ〜?」と思いました(笑)。
ところが食べてみると‥‥13日のお楽しみに。
Posted by 愛虎 at 2006年01月09日 09:28
はじめまして。
コメント、TBに感謝しています。
たくさんの人と情報を交わせるのでおもしろいですね。唯一、香川県だけというのはおもしろいですね。なにか、歴史的な訳があるのでしょうね。
その辺を知りたいと思います。
Posted by あすとろ at 2006年01月09日 13:38
あすとろさん
コメントありがとうございます。
讃岐は和三盆糖で知られる通り、砂糖が特産物のひとつですが、砂糖が貴重だった時代、庶民にとっては高嶺の花だったそうです。
そこでせめて正月は砂糖をなめたいという思いが「あん餅雑煮」になったと言われているようです。(タウンページ「全国の都道府県別 郷土料理情報」http://itp.ne.jp/contents/kankonavi/kagawa/kyoudo/kag_kyo01.html)
また、私の勝手な想像ですが、讃岐はたくさんの溜め池が作られるほど雨が少なく、米も少なかったのではないでしょうか。
うどんも香川の名産ですが、「温暖で雨が少ないといった気候条件や土壌などが小麦の栽培に適していた」というより「雨が少なく米ができないために小麦(=うどん)を食べた」という気がするのです。
そんな土地柄だからこそ米の使用量を減らすべく餅の中にあんを詰めた…。どうでしょうか。
Posted by 愛虎 at 2006年01月09日 21:51
先日の日記でこの香川のお雑煮の存在を知ってから、私もネットで色々調べてみました。輪切りの大根やニンジンにもちゃんと意味があるみたいだね。
でも私は愛虎家流の香川雑煮にチャレンジしてみます。
ところでこの白味噌って京都の西京味噌みたいにちょっと甘いの?
Posted by Mauna-ulu at 2006年01月10日 00:17
今年のお雑煮は白味噌に人参、大根の輪切り、そしてあんなしおもちでした。
じいちゃんが元気だった頃は毎年年末にもちつきをしていたので、その時にあんもちを作ってお雑煮にいれていました。
餅を自分達で作らなくなると、普通のあんなし餅がお雑煮になってます。
今年そんなお雑煮を食べるとなんか味気ない。だって具が人参と大根だけなんだもーん。メインがないお雑煮はちょっぴり寂しいものでした。
Posted by さゆぽん at 2006年01月10日 00:53
あぁ残念。とてもおいしそうだね!
食べたことないし、見るのも初めてでしたー。
Posted by りえ at 2006年01月10日 12:55
Mauna-uluさん
京都の西京味噌のように甘い系のお味噌です。
単純に銘柄による差かもしれないけど、どちらかというと香川の白味噌のほうが塩気があるかな?
以前は、スーパーなどで手に入りやすい西京味噌で作っていたよ。
せとうち旬彩館で、香川の白味噌も手に入るようになったので、できるだけ香川の味にしようと思って、こっちに変えたんだ。
Posted by 愛虎 at 2006年01月10日 19:23
あん入りの餅ってなかなか売ってないよね〜。
地元香川でも食べる機会は減っているのか。
今年の年末は新橋であん入り餅を買って帰るのはどうでしょう(笑)。

我家にはあん入り餅があと10個くらい残ってるよ。
さゆぽん、今度来た時に食べる?
りえにも一度ぜひ食べてもらいたいなぁ!
Posted by 愛虎 at 2006年01月10日 19:31
プロからのアドバイスです。間違っても「大福餅」をお雑煮に入れないでくださいね。溶けて流れてしまいますから^^;
Posted by お餅 at 2006年01月29日 13:00
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