2017年04月13日

奪い合い

建設業界の就職はバブル期以来の売り手市場です。
大きな災害が続いているうえに、2020東京五輪に絡む建設ラッシュなど
人が足りないのです。

我が学生も公務員に大手ゼネコンに数年前では難しかった就職先からも
複数内定をいただいたりしています。
そんな中、川崎市がPR動画まで作って人材確保へと動いているようです。
市役所に優秀な人材が集まらないと、確かに市民の生活が不安なものとなります。
動画を都市部の大型ビジョンなどでも流していくようですが、
その広告費約270万円。これは税金ですよね?
それだだけの費用対効果があれば良いのですが、
自ら利益を出して広告を打つ民間企業とは違うわけですから
ちょっとどうなのかな、と思うわけです。

公務員の技術職も人手不足もわかりますが、
最近では労働基準法の改正で中途採用の年齢制限もなくなり
定年間近になって公務員へ転職する人もいると聞きます。
仕事柄、民間のリクルート担当の方々から
民間会社でお金をかけて新人教育をして、これからようやく一人前として使える
という時に、公務員の中途採用でみんな持っていかれるという話をよく聞きます。
「我々は公務員の教育をしているわけではない」というため息もしばしば。

そんな話を聞くと、この川崎市のような例を「お、やるね」と
簡単に感嘆できない気持ちになるのです。
すごい試みだと思うのですよ。でも…でも…
その宣伝費も税金だよね?と。

建設業の盛り上がりは嬉しいことですが、人材の取り合いで
実際に設計したり施工するところが疲弊してしまっては元も子もない。
業界全体がうまい具合に人材も経済も潤うと良いのですが
それには子供が足りないのか?
不公平感なく採用活動ができると良いのだけど。
posted by 愛虎 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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