2016年06月11日

死してなお

モハメド・アリ氏の葬儀が現地時間の10日に行われた。
今日はその映像を度々ニュースなどで目にしたが、その短い映像の中からも
アリの偉大さが伝わってきた。

ひつぎを乗せた車が走る沿道には10万人もの人が集まり、
車に花や道路に花が手向けられ、「アリ」コールが起こる中その花道を車が走る様は
まるで映画のワンシーンのようだった。

葬儀自体はアリの信仰するイスラム教式で執り行われたが
参列者は肌の色も宗教も問わず、イスラム教の聖典コーランの朗読、
ユダヤ教の方のスピーチ、キリスト教牧師の話がなどの映像、
ビル・クリントン元米大統領の弔辞やマルコムX氏の長女のスピーチ
さらには参列者のトルコのエルドアン大統領やマイク・タイソン、シュガー・レイ・レナード、
ドン・キング、ウィル・スミス、その他スポーツ選手などなど
そうそうたる方々が一堂に会した。

葬儀のやり方は、アリと親族で10も前から綿密に準備していたというが、
未来の宗教のあり方を示したような、何の垣根もない
それぞれがそれぞれの信仰のまま、祈りをささげていた素晴らしい葬儀だった。
未来の宗教のあり方であり、本来の宗教のあり方というか、
自分の信仰するもの以外の宗教を否定し、傷つけ合うのは間違いだと、
宗教民族を超えて共生することができることを自らの葬儀で示していた。
世界にいまだある紛争に対して、自ら信仰するイスラム教のイメージを悪くする
一部の過激派に対して、最期のメッセージを送っているように思えた。

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2016年06月05日

彼は世界を揺さぶった

昨日、ボクシング界の偉大な王者 モハメド・アリが亡くなった。
その報をニュースサイトで知り、思わず某SNSで、
「“ひとつの時代が終わった…”なんて言葉で片付かないような時代を象徴する人が亡くなってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。」
とつぶやいたが、こうした気持ちを実に的確に言葉にしたのが
オバマ大統領だった。

最も偉大な者と同じ時代を生きたことを幸運に思い、神に感謝している

夫人とともに追悼声明を発表し、それはホワイトハウスの公式サイトで公開されたというから
ただのつぶやきではなく、アメリカ大統領の公式な声明だ。
1スポーツ選手の死に大統領として声明を出す、それほど偉大であったということだ。

またツイッターでも
He shook up the world, and the world's better for it. Rest in peace, Champ.
―彼は世界を揺さぶり、よりよいものにした。チャンピオンよ、安らかに眠れ―
とコメントしたという。どちらも素敵な追悼の言葉だ。

モハメド・アリの功績を知らない人に読んで欲しいのがこちら。
スポーツの枠超えたカリスマ=「ザ・グレーテスト」アリ
闘い、守った尊厳=感動呼んだ五輪開会式−モハメド・アリ氏死去
時事通信の記事ですが、短い記事でいかに偉大であったかまとめられていると思います。
(コメントの取りやすさからだろうが、多くのスポーツ紙でアントニオ猪木氏との1戦を取り上げていた。あのような試合を日本人唯一の対戦者としてトップに持ってくるセンスが私には理解できない。)

アリの全盛期の頃は、私はまだ幼稚園くらい。
引退時には小学生5年生になっていたけれど、リアルタイム世代とは言えない。
私がボクシング選手で印象に残っているのは具志堅用高氏くらいからなので
アリの選手時代はほぼ知らない。

私がアリを知るのはモハメドアリとしての認識より、カシアス・クレイとして。
それも我がバイブル(?)「あしたのジョー」の中で度々台詞として登場したから。
つまり、もうその頃は伝説の人になっていた。
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その後、ボクシングにのめり込んでからは
ボクシング誌やボクシングをテーマにした本で足跡をたどることになるが
多くの方が言うように、やはりもうあのようなボクサーは二度と出てこないのでしょう。
合掌…。

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2016年05月31日

走るのニャー!

猫ひろしさんがマラソンのカンボジア代表として、リオ五輪に出ることになった。
猫ひろしさんの自己最高記録は2時間27分48秒。
日本では箸にも棒にもかからない。

あきらめずに夢を叶えることは素敵なことです。
しかし、その叶え方で本当に良いのだろうか。
世界トップクラスの選手が自国の選手層が厚くてどうしても代表になれず
求められる国で国籍を取得し、代表選手になるのとは少し違う気がするのです。

特に先進国の市民ランナーが後進国へ行って代表になるのは、
本来のその国の選手の芽を摘んでしまうことになりはしないか?
やり方がすこしえげつない気がしてならない。

他国の陸連(と言うのか?)が認めたことを、外野がとやかく言うことではないけれど
何か違うと思うな。

例えば、ソフトボールが全く普及していない国の国籍を取って
ナショナルチームを作り、オリンピックに出場して五輪の夢を叶えました!
日本やアメリカのトップ選手と対戦できた〜!わーい!!
と言うのと同じような気がして、素直に猫さんスゴいと思えない私がいます。

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2016年05月24日

公のいじめ

今朝の新聞の広告欄に本日発売の『婦人公論』の宣伝が載っていた。
真っ先に目に入ったのは
「小保方さん、あなたは必ず甦ります」
 瀬戸内寂聴×小保方晴子
の文字。
『あの日』で一歩を踏み出した小保方氏と瀬戸内寂聴さんが
どのような話をするのか、非常に興味があってさっそく購入しました。

冒頭でいきなり寂聴さんが
「あなたがされたことはいじめですよ。公のいじめ――」
と話しはじめ、対談はスタートします。

寂聴さんの聞き方、話の進め方もお上手なのでしょうが
小保方氏が嘘をついているような話にはとても聞こえません。
『あの日』同様、スッと感覚的に納得のできる対談でした。
“読まず嫌い”をしている人にこそ読んでいただきたい。

いつか、“あの日”に公のいじめをした人たちを見返す日が来て欲しいな
と願っています。

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2016年05月15日

リリコイ2016〜お引越し

GWの最終日に空けたリリコイたちの鉢の土。
翌日には黒いビニール袋を購入し、7日には土のう袋から入れ替えました。
6日には大雨との予報に、朝起きてすぐにビニールを乗せ極力濡れないように対策。
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ゴールデンウィーク明けは強風の日が多く、
ドイツ朝顔(特にブルー系)が、やや弱り気味。
元気なピンク系はどういうわけだか、フェンスに巻き付きたがるので支柱に誘導。
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今日は版画を彫っている私に変わって若殿が土のふるいかけをしてくれました。
クロビニールの中で一週間しっかり熱した土に再生用の土を入れて良くかき混ぜ
リリコイ用に6鉢、ゴーヤ用に1鉢、土をセット。
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いくつかが鉢やポットから上手く抜けず、根がやや傷んでしまったので
元気に根付いて欲しいのだけど…。

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2016年04月28日

13の壁

昨夜はボクシングのトリプル世界戦がありました。
昨夜は放送を見られなかったので、記事にはできなかったのですが
無敗を誇り12度目の防衛戦だったWBA世界スーパーフェザー級王者
内山高志選手がまさかの2ラウンドKO負け。
それも2分59秒、あと10秒もてばインターバルに持ち込めたのに。
(しかしダメージはかなりあったので、あのラウンドは救われても回復は難しかったか)

ボクシングは恐ろしい。
日本最強王者と呼ばれ、豪快な戦いっぷりに
私も具志堅用高(WBA世界ライトフライ級)の防衛回数13回を抜くとしたら
内山選手だろうと思っていたので、その内山選手ですら抜けない
13回の壁の高さを改めて感じた。

具志堅さんの防衛記録は、今となってはしばしば
あの当時新設されたばかりの階級だったから選手層が薄いとか
当時は試合間隔が短かったため、王座に君臨していたのは4年とか
言うけれど、それでもやはり13の数字はすごいのです。

この他に日本人で二桁防衛を果たしたのは
長谷川穂積選手(WBC世界バンタム級10回)と
現在防衛中の山中慎介選手(WBC世界バンタム級10回)。

ちなみに私の大好きなウィラポン・ナコンルアンプロモーションと
リカルド・ロペスはそれぞれ14回と22回。
ウィラポンはWBCバンタム級の歴代最高防衛回数で約6年防衛。
ロペスにいたっては、戦後最高の防衛回数で、
いくら最軽量級と言っても、9年近くも防衛をし続けたのは“神”の領域です。

次に13の壁に近いのは山中選手。
具志堅さんの記録からすでに36年。
来年あたりに新記録のニュースを聞けるのか、聞けないのか。

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2015年11月23日

再び頂点へ

海外での試合で、地上波の放送もなかったため
ほとんど報じられることはなかったが、日本時間22日(現地21日)
WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司選手が、
同級1位フランシスコ・バルガス(メキシコ)を相手に5度目の防衛戦を行った。
三浦選手はかつて同じジムにおり、亡き会長の愛弟子でもあり
私自身、思い入れのある選手だ。

本場、ラスベガスの試合で相手はランキング1位の無敗挑戦者。
間違いなく最強の対戦相手。
しかし三浦選手世界タイトルを獲って以来、防衛線こそ判定だったが
その後3試合はすべてKO(TKO)勝ちで防衛するごとに強くなっている印象。
満を持してのラスベガス進出だった。

試合はどうやら壮絶な打ち合いだったようだ。
初回にピンチがあったものの4回には得意のボンバーレフトが炸裂し
相手をKO寸前に追い込んだ模様。しかし9回ダウンを奪われた後
連打を受け、TKOで敗れたそうだ。

この試合はまだ観ていないが、彼のボクシングはまさに殴り合い。
ボクシングの醍醐味のような劣勢からでも一発で逆転する強打の持ち主。
それゆえ、一発に頼る傾向が以前からあった。
また強打ゆえに「肉を切らせて骨を絶つ」的な荒っぽさがあった。
そこが以前から不安であるとは思っていたのですが…。

元々はアマチュアボクシング出身でB級デビューするほどの実績もあるので
ディフェンスの基礎もしっかりしているはずなのですが
それよりも気持ちが優るタイプ。プロ向きと言えばプロ向きで
ヒヤヒヤさせられるけど、その一発に魅了されてきたファンも多いはず。

今回の場合、その悪い面が出てしまったのでしょう。
肉だけでなく、骨まで断たれてしまった…。

しかし三浦選手自身は、すぐにリマッチを口にしているとのこと。
さらに進化し、再びベルトを巻くところを見せて欲しい。

三浦選手の過去の記事はこちら

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2015年10月17日

正当な評価

お騒がせ一家の長男が引退を表明した。
ボクシングではなく、リング外のゴタゴタでボクシングに注目が集まったことは確かだが
彼らのお陰でボクシングを観なくなった“本当のボクシングファン”も多いだろう。

私も当初は、文句を言うなら試合を観てからと思って
テレビ観戦はしていたけれど、
あの番組の作り方やインチキ判定、演出にしてもひどすぎる態度に
いつしか、ヤツらが出るテレビ中継には1%たりとも視聴率に貢献したくなくて
チャンネルを回すことは一切なくなった。

プロボクシングはスポーツでありながら興行でもある。
よって商売として成り立たせるためには、ベルトがあってなんぼだし
演出も対戦相手の選択も当然あってしかるべき。
ホームタウンディシジョンとか興行主のジムが有利とか
ド派手なキャッチコピーとか。
それを否定する気はないけれど しかし、そのさじ加減が難しい。
明らかに“噛ませ”とばかり試合をしていたら
それなのに大口ばかり叩いていたら
目の肥えたファンはついてこない。

それらを無視して、にわかファンやアンチでもいいから
視聴率さえ取れれば何でも良いと、スポーツであることを忘れたT豚Sの罪も大きい。

あの体ができるくらい練習していることは認めますよ。
でも世界王者というと怪しい試合ばかり。それなのにただの世界王者では飽き足らず
『三階級制覇』という冠までついてしまった。
国内初となる偉業はこういうニセモノにやって欲しくなかった。
ボクシング史上から消し去りたい記録である。

ようやくメッキがはがれ、正当な評価が下され
浪速の逃犬となって引退してくれて、本当に良かった。
二度とああいうタイプの選手が出てこないことを願って―


河野公平選手、ありがとう!

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2015年07月20日

七光りか否か

あの辰吉丈一郎の息子がプロボクサーになった。
次男の 辰吉寿以輝だ。
その2戦目が今日あったのだが、2戦連続KO勝利を収めたようだ。

某投稿動画配信サービスで中継されていたのですが
私は残念ながらその放送は見ていない。
ですからあくまでもただのニュース記事だけの印象ですが
なかなかのスタートを切ったと言えるのではないでしょうか。

対戦相手は公務員ボクサーとして売っている(?)岡村直樹選手。
大阪の4回戦選手なので、もちろん試合を見たこともありません。
戦績は1勝3敗で負けが込んでいる選手。

弱い選手を当てたんでしょ?
と思うでしょう。実際、戦績から言えばその通り。
ただ、大事なのは日本人選手を当てたこと。
“親の七光り”とはいえ、ネームバリューのある選手の場合
戦績や肩書の胡散臭い外国人を連れてきて「噛ませ犬」にすることは
よくある手段。

それを日本人、それも地元の選手を選んだことを評価したい。
それが証拠に「この試合は僕にとっても大きなチャンスです」と言っているし
誰だって地元で無様な試合はしたくないから、必死に食らいついてくる。
4回戦でKOするというのは、案外難しい。
よほどセンスがない限り、出合い頭的なラッキーパンチがほとんど。

実際4回戦の試合を見ると、KOはおろかダウンを取ることだって少ない。
時には「噛ませ」を連れてきたのにも係らず、倒せないことがあるのだから。


ということで、ボクシング自体見ていないので何とも言えませんが、
辰吉寿以輝選手、何か持っている選手であることは間違いないでしょう。
今後の試合にも注目していきたい。

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2015年06月15日

カンムリワシ殿堂入り

いまや天然ボケの面白いおじちゃんになってしまいましたが
具志堅用高 元WBA世界ジュニアフライ級(現ライトフライ級)王者が
ボクシングの殿堂入りを果たし、その表彰式が日本時間の今日 行われた。

世界王座13度連続防衛は具志堅氏が1981年に王座陥落以降、
すでに30年経つが、いまだ日本の最高防衛記録はやはりすごい。

王座防衛を続けていた頃は、私もまだ小学校低学年。
実は、父がテレビで試合をよく見ていたということしか覚えていない。
当時新設された最軽量級だったため、王座を取れたとか、
亀問題でクローズアップされた協栄ジム所属だったからとか
色々言う人もいるが、KO集などで往時の試合っぷりをみると
やはり強い

仕留め時を逃さない。
ダウンしかかってもレフェリーが止めるまで手を抜かずとどめを刺す
その瞬発力というか勢いというか、
強ぇぇ〜
と思わずつぶやいてしまうほど。

1995年のファイティング原田氏以来、20年ぶりの快挙は
何はともあれ、喜ばしいことです!

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具志堅氏のことは大人になってから、むしろこの本で知ったかも。

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2015年05月25日

揺れている

昼1の授業の終了間近、学生のスマホから久々に緊急地震速報が鳴った。
鳴り終わるとすぐに揺れ始めたけれど、立って授業をしていた私は
さほど揺れは感じなかった。
それよりも警報の音の方がドキドキするわな。
一応、こんな時は学生に安全行動を促さなくてはいけないし。

今日の地震は茨城南部の5弱が最大。
マグニチュードも5.6とさほど大きい訳ではなかったが…
3日前の22日には奄美で5弱
10日ほど前の13日には岩手で5強

震度5クラスがこうも立て続けにあると少し気持ちが悪い。
各地の噴火も気になるし、そろそろ本気のヤツが来るのではないかと。

しかし正直なところ、勤務中は…いや、百歩譲って自分の講義中は
大地震は来ないでくれよと、思ってしまう。
どんなに気が動転していようとも、職場で地震が起きれば
私は、学生を守る側の立場にならざるを得ず、
自分のことは二の次にならざるを得ない。
同じ被災者なら、自分のことだけ考えればよい無責任な被災者でいたいわ。

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2015年05月06日

いいがかり

3日前に行われた正規の対決といわれた
ボクシングの世界ウェルター級王者統一戦。
WBA&WBCウェルター級王者フロイド・メイウェザーと
WBO王者マニー・パッキャオの一戦である。

試合は後半からしか見ていないが、二人の顔と
後半戦を見る限り、力が拮抗し過ぎて打ち合いにはならず
自分の距離を取り続けた(見方によっては逃げ続けた?)
メイウェザーの判定勝ちとなった。
その緊迫感を楽しむこともできたが、やや物足りない内容にも思えた。
が、パッキャオはむしろ好戦的だった。
距離を詰めようとメイウェザーを追いかけ、
射程距離に入ればすかさず連打を試みた。
試合後の会見で彼が明かさなければ、肩の負傷など気が付かなかった。

試合後に告白したのは、私は負け惜しみとは考えない。
まして試合前に明かすなど、スポーツ選手として有り得ない。
特に格闘技の場合、故障を明かすなど、そこを狙えと言っているようなもの。
そんな不利になることを誰が言おうか?
日本的には、そのまま本人の口からは言わず、周囲の誰かが
「実は…」というのが美学なのだろうが、今回はそうもいかない事情があったようだ。

というのも、当初は試合の延期を考えるほど深刻な怪我。
しかし、試合1週間ほど前にだいぶ良くなったので、出場を決意。
ただし、抗炎症薬の注射を試合前に使用することを求めた。
これは、米国反ドーピング機関(USADA)の許可の下でキャンプ中にも打っていた薬。
ところが、試合が行われた米ネバダ(Nevada)州の
ボクシングを管轄するネバダ州立体育委員会(NSAC)は許可しなかった。

今のところ双方の主張は食い違っているものの、
パッキャオとしたら、国が認めた薬をネバタ州が認めなかったことへの
抗議から、肩の負傷を言わずにはいられなかったのだろう。
ちなみにパッキャオの肩は手術の必要があるほど深刻なものだった。

驚いたのはそこからである。
なんとネバダ州の住民らが、パッキャオ陣営を相手取り、
500万ドル(約6億円)以上の賠償を求める集団訴訟を起こした。
パッキャオ陣営は深刻なけがを隠し、試合に深刻な影響を与える可能性を
分かっていたのにネバダ州コミッションへの報告義務怠ったと主張。
情報を知らされないまま、試合直前に発売された高額な入場券を購入したり、
有料放送を視聴したりパッキャオ勝利に賭けたりして損害を受けたとのこと。

おいおい、賭けに負けた腹いせを選手に向けるなど言語道断。
試合前に不利なことを告げるアホなスポーツ選手がいたなら
拝ませて欲しいくらいだ。
むしろ風邪をひいていないのに、ひいたように装って油断させるとか
あえて減量苦があったように見せてみたり、あるいは虚勢をはってその逆をやったり
駆け引きは試合前からはじまっている。
サッカーワールドカップ時の報道陣シャットアウトなどその最たる例。
いちいち自分の正しいコンディションを公表するなんて誰がするものか!

いくら訴訟の国アメリカとは言え、言いがかりにもほどがある。
いくらなんでもやり過ぎでしょう?
これが通るようなら、アメリカという国の常識を疑うわ。
金に目がくらんだだけの、ボクシングファンとはとても認められない行為にガッカリした。

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2015年03月02日

ミニの日

どうやら今日はミニの日だそうです。
3月2日、3(ミ)2(ニ)の語呂合わせだそうで。
正確にはミニチュアの日。
ミニチュアや小さいものを愛そうという日だとか。
ミニチュア愛好家が制定したんですって。

小さいもの、特に精巧なものが好きかも。
ジオラマとか根付とか。(自分で作ってみたい)
私自身ミニチュアだし(笑)。

先日紹介した『150cmライフ。』にも出ていましたが
ちっちゃくて得することに「子供服が着れること」がある。
同じブランドで、ほぼ同じデザインでも大人用と子供用では値段が結構違う。
体にフィットして、そのうえ値段も安いとなれば子供服を選びますよ。
特に私の愛用はスポーツブランド。
最近はレディースというだけでやたらパステルカラーの地だったり
ワンポイントやラインにピンクを使いやがって
かっこいいスポーツウェアを着たい私にとっては
キッズ(ボーイズ)の方が圧倒的に趣味に合う。
裾上げのできないジャージなんかは子供用が好都合。

それと最近は部屋着用のパンツも子供用。
今シーズンは寒さのあまり裏フリースのデニムを購入。
動き回る子供用はストレッチが効いて、ウェストもアジャスター付きだったり
家で着るには楽なのよね〜。

子供に年齢が近かった頃は、子供服はプライドが許さなかったが
今はもう堂々と着ています。
さすがにさまざまな部位が引力には負けつつあるが、
まだしばらく子供服のお世話になれそう。
ミニチュアサイズの大人の唯一の特典かも!?

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2014年08月03日

比較対象に非ず

昨夜、後楽園ホールで観戦していた頃、足立総合スポーツセンターでは
WBC女子世界アトム級王者・小関選手がV14を達成した。
女子ボクシングの現状云々を横に置いておけば、まあ立派な記録といえば記録なのだろう。

が、しかし…
そこに見えている数字だけで、具志堅超えというのは
過大評価にもほどがあるというか…
まったく土俵が違うというか…
記事を書いた記者の取材能力を疑うほどの見出しである。
(2団体時代でミニマムもなかった時代、今の男子と比べるのも違和感があるのに)

女子ボクシングの選手層、タイトル団体のレベル、それまでの試合内容
きちんと評価した上の見出しなのか?
女子の世界ランキング表を見たうえで付けた見出しなのか?


女子ボクシングの発展は、やって来た者として当然願っているし、願ってきた。
でもそれは本当に競技人口も増え、個々の選手のレベルも上がり
女子も女子なりに見応えのある試合が当たり前になって初めて言えること。

ランキングや王者といういわば“肩書き”だけで評価するのは
逆に女子ボクシングの発展を妨げる。


もっとも彼女の試合は面白くなく、ここ何年も見ていないので
観てからモノ申せ!と言われてしまいそうだが、
昨日の試合に限って言っても、相手の選手はたった3試合目で世界挑戦の42歳。
たったこれだけの情報でも試合内容など知れている。
これまでのマッチメイク、試合内容、疑惑のレフェリング、ジムのごたごた等々
亀兄弟同様のやり口(女子の場合、実際に対戦選手そのものがいないことも)。

彼女がまだ大学生だったころ、スパーリングをしたことがあるが
その時の態度があまりにも礼節に欠け、
ボクシングスタイルもその性格そのままに感じたので
素直に評価できないところもあるかもしれない。

まだ女子が認められていない時代、
もっと強く、巧いボクシングをする女子選手がいたことを知っている身としては
数字だけで判断されるのはどうしても受け入れ難い。
女子が認められたがゆえに、門戸が広がり、層が広く薄くなってしまったこと
理解したうえで、正しい評価で書くべき。

女子がルール上 認められたとはいえ、一般への認知度はまだ。
だからこそ過大評価で目を引くのではなく、冷静に公正に報道したうえで
新たなファンを作って欲しい。

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2014年08月02日

オールドファン

140802.jpg亡き会長の奥様に誘われて、久々のボクシング生観戦。
リングサイド席で古巣の選手たちの応援をしてきました。
今夜は赤コーナー(興行主)で8試合中6試合がウチの選手たち。
一人引き分けがいたもののあとは全員勝って、負けなしでした。

メインの金子選手は昨年末、世界戦をすべてKO勝ち(負傷引き分けあり)
している内山高志選手からダウンを奪い、
判定まで持ち込むほどの実力のある選手。
試合自体は惜敗に終わったが、年間最高試合に選ばれたほど。
今日は日本の選手が見つからず、フィリピンから呼んだ選手との一戦。
相手は東洋太平洋のタイトル戦の経験もある選手ではあるけれど
ノンタイトルにありがちな試合内容。
4ラウンドに金子選手のパンチにより、相手は左目上をカット。
戦意喪失し(一応、出欠で視力を失ったとのアナウンス)KO勝ち
という、何とも不完全燃焼な終わり方。

セミは世界4団体すべての挑戦権を持つ赤穂選手が
2012年の大晦日ぶりの日本人対決。
相手は日本ランク8位の芹江選手。
ここは世界ランク保持者の格の違いを見せて欲しいところだったが
もつれてばかりのガチャガチャの試合。
熱くなる赤穂選手の性格がそのまま出たような喧嘩ファイトで
見る方が疲れる試合になってしまった。

フィリピンやタイから連れてきた選手であれば、一発狙いの大振りでも
通用するが、日本人対決となればそうもいかない。
もう少しジャブから組み立てるようにしないと、世界はちょっと遠い。


今回はいただいたチケットだったので、私の周りもジムを応援する人たちばかり。
贔屓の選手にとにかく大声援を送る系の応援団だったので、
その中で、一人採点をしながら黙々と観戦することになった。
私の隣のオジサンも応援団絡みの方ではなかったようで
同じく、採点をしながら観戦していた。

カンカン帽にモノトーンではあるけれど大きな柄の派手なシャツ。
色つきメガネに白い革靴、セカンドバッグという
いかにもボクシング関係者風(笑)。
途中からウイスキーの小瓶をチビチビやり始め、酔っぱらったのか、
静かに観戦しているから話しやすかったのか、話しかけてきた。
どうやら亡き会長とは同い年で、都内にジムがあった時からの付き合いだとか。
ボクシングが花形スポーツだったころの話が次から次へと出てきて
すごいマニアだなと思っていたら、マニアではなく経験者。

やっぱり… 

いただいた名刺にはK大でアマチュアボクシングをOB会 幹事長となっていた。
結局最終戦まで、若干ろれつのまわらない解説を聞かされる羽目になった。
結局名刺交換までして、水道橋の駅まで一緒に帰ることになってしまった。
普段、ボクシング観戦はボクシング仲間とあーだこーだ言いながら見るか
一人で採点しながら見るかなので、話しかけられて少し窮屈だったけれど
私が本や雑誌でしかお目にかかれなかった、往年の選手の話もあったり、
たまには、こういうのも有りか!?

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2013年10月30日

ノックアウト・ダイナマイトとボンバーレフトの共演

大晦日の格闘技が定着して久しい。
K-1や総合格闘技には興味がなく、
亀祭りなどというプロレスまがいのボクシングは見る気にもならず
我が家はもっぱらNHKの紅白歌合戦派です。

しかし…
今年の大晦日のボクシング世界戦は非常に気になるカード。
昨日 発表された世界タイトルマッチ。
WBAとWBCのスーパーフェザー級のダブルタイトルマッチだ。
どちらも王者は日本人。
WBAが内山高志選手、WBCが三浦隆司選手で、
それぞれ、同級8位の金子大樹選手、同級2位・ダンテ・ハルドン選手(メキシコ)
と対戦する。

内山選手はすでに王座を7度防衛。
それも怪しげな判定勝利ではなく、ずっとKO(TKO含む)勝利という
圧倒的な強さで防衛を重ねている。
また三浦選手もKO率で6割のハードパンンチャーで
この8月には、メキシコで指名挑戦者相手に
日本人王者史上3人目となる海外防衛に成功。
敵地で判定勝ちを得るのは明確に試合を支配していた証拠。

ボクシングファンは、同級の本物のチャンピオンが揃い踏み
お互い防衛を果たしたら、統一戦が行われるであろうことに
興味を持っているのだが、愛虎的に気になるのは別なところにある。

実は、三浦選手と金子大樹選手はともに
横浜光ジムの故関光徳会長の愛弟子。
三浦選手はジムを移籍してしまったが、奇しくも
同じ日にそれぞれ世界戦で同じリングに上がる。
金子選手にももちろん王座奪取をはたしてもらいたいのだけど
もしも三浦vs金子で統一戦なんてことになったら見ていられない!

ちなみに金子は日本王座4連続KO防衛中。
王座獲得前も含めると6連続KO中で成長著しい。
今回も関会長の墓参にベルトを携えると気合いを入れているようだ。

また内山選手と三浦選手は以前にも対戦している。
2011年1月のV3戦。日本人との防衛線はただこの1戦。
このときは3回に三浦がダウンを奪ったものの、
内山選手の左ジャブに苦戦し、棄権によるにTKO負け。
それをきっかけに帝拳ジムへ移籍という因縁もある。

なかなかおススメのカードであることは間違いない。

三浦選手の最近記事
その1 やっぱり左は世界を制す
その2 進化途中
その3 父へのベルト

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2013年09月05日

世界戦の価値

一昨日に行われた亀2号の“なんちゃって”世界戦。
はじめの頃は亀兄弟の試合を見ては、憤慨していたが
もう気分が悪すぎるのと、視聴率にコンマ0000000001パーセントたりとも
貢献したくないので、見ないことにしている。
そしてキーワードをにもしたくないので、なるべく話題にもしないようにしている。

見ていないなら、試合について憶測で語るな!と言われそうですが…
●階級制覇とか兄弟同時チャンピオンのギネス登録とか
神経を逆なでするような馬鹿騒ぎをするから
憶測と言われようともと言いたくなるのである。

ボクシングになっていないとは言いません。
あれだけ幼い頃から、勉強も一般常識も社会性も放棄し
ボクシングしかやっていないのだから、
そりゃ見た目はソコソコそれらしい形にはなっている。
が、私から言わせれば、あの程度のボクシングっぽい動きは
あの練習量ならできるでしょ?ってなもんで。
むしろあれだけボクシングにしか費やさない人生で
あれ以下の動きであれば、運動神経に問題ありでしょう。

でも「世界戦レベル」かと問われれば、とうてい達していない。
まして2階級、3階級制覇ぁ〜?とんでもない!!
ボクシングをどれだけ愚弄するのだろうか?

空位王座、穴王者を探し、いつでも有利な地元判定。
国際戦では主流の「テンポイント・マスト・システム」を
最大限に利用した試合。

様々な記事やコメント等々拝見すれば
確かに今回は亀勝利で間違いないだろう。
優劣が付けにくいラウンドでもこの「テンポイント・マスト・システム」
で採点する場合は、どちらかを10点としなければならない。
その際、地元寄りになることは否めない。
しかもこちらにお招きしたジャッジたちをご接待すれば…
そりゃあ人間ですもの。

見た目通り、1〜2ポイント差の薄氷の勝利であれば
ここまで文句は出なかったはず。
2ポイントも減点された亀2が
114-112、116-110、117-109の大差勝利。
つまり2点の減点がなければ
116-112、118-110、119-109 という
2者は亀2が落としたラウンドは1つまたは2つなどという
目茶苦茶な判定をするから
最初から勝ちが決まっていた
八百長だ

などと言われるのだ。

逆を言えば、勝たせなければと思っていたから
試合展開がどう転がってもいいように(後半誰の目に見ても亀2が失速した場合に備え)
前半のラウンドは微妙なラウンドであればあるほど亀2に付けておきたくなった
とも言えるけれど。それが試合内容以上の差を生んだ原因だろう。

僅差勝利あるいはドロー(この場合は王者誕生にはならない)ならば
まぁ仕方がないと思えただろうに、試合内容にそぐわない大差をつけるから
無駄に敵を増やし、自ら獲ったベルトの価値を下げてしまった。

そのうえ試合が終われば、
不可解な前日計量(対戦相手のウェイトが、2度目に計った方が重くなる)
JBCを無視した当日軽量の時間変更(勝手に2時間も繰り上がった)
使用グローブの問題(契約上はメーカー自由なのに、相手のグローブを変えさせた)
さらにそのグローブ問題では、当日計量では蚊帳の外にしたJBC職員に対し
なぜ亀のためにIBFと戦わないのかと恫喝したとかしないとか。
(都合のいい時ばかり、自分達の擁護をしろといってもね…)
出てくる出てくる問題が。

ボクシング関係者はこのやりたい放題親子に、なぜ黙っているのでしょう?
ベルトの価値を下げ、試合の価値を下げ、ファン離れを助長させる
こいつらをのさばらせている限り、ボクシングはしらけるばかり。

彼等以前に複数階級を制覇したチャンピオンたちに対し、
いや、世界チャンピオンになれなかったボクサーや
弱小ジムゆえに王座挑戦の機会に恵まれなかったボクサーたちに対しても失礼ではないか?


半月前にただでさえ難しいとされる初防衛戦を敵地でクリアした三浦隆司選手。
亀2と同じ日に、やはり敵地で王座決定戦に挑戦し2-1の判定で惜敗した名城信男選手。
皆さんはご存じ? こういう試合は小さな扱いしか受けない。
何かおかしくないか?ボクシング。後楽園からどんどん足が遠のいていく…。

posted by 愛虎 at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月07日

体が資本

昨日の朝刊のスポーツ欄に、見落としてしまいそうなくらい
すごーーく小さな文字で
◆「オヤジボクサー」西沢が引退を表明
との記事。
記事中の西沢とは1997年から2006年ごろまで数々のタイトルを獲得し
活躍した重量級ボクサー西沢ヨシノリ選手。

じぇ、まだ現役だったの!
そしてまだ47歳!そんなに自分と歳が近かったっけ!!

活躍していた当時から、すっかりオヤジボクサーイメージだったけれど。
重量級は海外では40代後半でも現役を続けた例はあるので、
“47歳で現役”ということには大きな驚きはないが。

記事によれば
2007年に日本ボクシングコミッションから引退勧告を受け、国内ライセンスを失ったが、
豪州でライセンスを得て、現役を続けてきたそうだ。
そういえば、海外に活動の拠点を移したことはどこかで聞いた気がするが、
それにしてもまだ続けていたとは驚いた。
しかもマイナータイトルながらJBC非公認団体のクルーザー級世界王座など
3つのタイトルを保持していたことにさらに驚いた。

本人曰く
「体力的にはまだ問題ないが、自分の中では可能性を使い果たした」
とのこと。

スポーツに限らず仕事でもそうだけれど
頂点に立つには現状を維持するだけの、肉体的・精神的体力が不可欠。
そういえば、昨夜の登ろう会の某ゼネコン元会長。
今でも毎日30〜40キロ歩いているという。
あるかない日はエアロバイクを漕ぎ、プラス ダンベルの筋トレは欠かさないとのこと。
1万人を超える従業員を―いや、業界全体を引っ張るには
国内外を問わず、精力的に動き回っても屁とも思わぬ
頑強な肉体的・精神的体力があってこそできるというもの。

目標に向かってどれだけタフでいられるか、それが成功の秘訣なんだろうな。

西沢選手も選手生活にはピリオドは打つが、
まだまだ体力的には問題ないとのこと。
今後はジムを創設する話もあるようなので、その体力はぜひとも
今後のボクシング界のために使って欲しいと思う。

posted by 愛虎 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

和製ゴールデンボーイ

ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が
なんとアメリカのプロモーター、ボブ・アラム氏と契約した。
ボブ・アラムと言えば、ドン・キングと並ぶ2大プロモーター。
(ドン・キングはジョージ・フォアマンやタイソンのプロモーターと言えばわかるだろうか?)
シュガー・レイ・レナードやマービン・ハグラー、
“ゴールデンボーイ”オスカー・デラ・ホーヤ、
最近では6階級制覇王者マニー・パッキャオのプロモートをしていることでも有名。
ボクシング好きなら誰しもが知っているし、
スポーツ通なら名前くらい聞いたことがあるのではないだろうか?

そのボブ・アラムが契約を結ぼうと言うのだから、これはすごいことなのです。

日本の通常の選手の場合、プロモーターはジムが兼務している。
つまり、本来であれば村田選手は三迫ジム所属なので
その試合のプロモーターはほぼ三迫プロモーションになる。
「ほぼ」というのはタイトルマッチの時などは
タイトルを持っている選手のジムがプロモーターになることが多いので。
ただし必ずしもランクが上の選手側のジムがプロモートするわけではない。
そのあたりはジムの大きさや力関係で興行がうてるか うてないか
ということが関わってくる、なかなか微妙な世界なのです。

だから当然試合はプロモートする側の選手が有利になるようマッチメイクされる。
(時にはジャッジさえ興行主有利に感じることもある)
よって面白い試合が減ると言うデメリットがある。
亀田プロモーションがそのいい例。

そこへいくと本場アメリカのプロボクシングでは
プロモーターはどこのジムにも所属しない中立な立場。
自分ともちろん契約している選手が勝つに越したことはないが
万一負ければ、次世代の有望選手と契約を結べばよいので
むしろお客が入る面白い興行―試合を組む。

敏腕プロモーターのもとで、和製ゴールデンボーイ誕生なるか!
そうなると主戦場はアメリカ?放映はWOWOWか?
WOWOWの契約解除は今しばらく待ってみるか。

posted by 愛虎 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月17日

紳士たれ

残念な事件が起きてしまった。

女子プロボクサー逮捕=知人殴りけが、容疑否認―大阪府警

元ボクサーの神田桃子容疑者が知人の40代女性の顔面を3回殴り、
右目打撲など全治2週間程度のけがを負わせ逮捕されてしまった。
本人曰く「話をしているうちに腹が立ち、手のひらで顔を押しのけたら目に指が入った」
と容疑を否認しているというが、
被害者の女性は顔面を左右の拳で計3発殴打されたと話しているようだ。
この女性は時折、神田容疑者の練習の送り迎えをしていたそうだが
「普段からばかにされていた」と話しているとか。
なんだか不思議な人間関係も垣間見える。
 
神田選手はJBC(日本ボクシングコミッション)非公認の女子プロ時代からの選手。
当時、女子プロボクシング協会でありながら興行主であった山木ジムに所属しており
不可解なマッチメイクや判定が出ていた頃の戦績は良かった。
その後、山木ジムを離れ、2009年にJBCでデビュー。
その後は1勝3敗と振るわなかった。
すでにJBCのライセンスは失効しており、
現在は海外でプロボクサーを続けているそうだ。

階級は女子の最軽量アトム級(102ポンド=46.266kg)。
男性のボクサーに比べたら非力ではある。
巨漢の素人にも負けるだろう。
それでも格闘技をかじったからには―ましてどんなレベルにせよプロならば
それは凶器である。
しかも相手は一般女性。
その顔面を狭い車内で殴ったとあれば、
軽量級であっても危険極まりない。
それも感情のもつれ?痴話げんか?みたいなことで手を出すなんて。

格闘家(元も含めて)としての自覚が足りない。
ここのところ元チャンピオンの暴力沙汰や覚せい剤など
ボクシング界にマイナスのニュースが続いている。

スポーツ選手はやはり常に「紳士たれ」であって欲しい。
(神田容疑者は女性だけど…)
競技場から一歩出た時こそ、そういう精神が必要だと思う。
厳しい鍛錬をしているからこそ、そうあるべきだろう。

posted by 愛虎 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする