2018年04月16日

日本初

昨夜、村田諒大選手がWBA世界ミドル級王座の初防衛に見事成功した。
これまでミドル級王座は20年前に竹原慎二がチャンピオンになっているが、防衛はできなかった。
よって日本初のミドル級王座の防衛。しかもダウンを奪ってTKO勝利。
本当ならこの偉業がもっと華々しく前面に出て良いはずだった。

しかし、残念ながらクローズアップされたのはもう一つの日本初。
日本人世界王者の初めてのウェイトオーバー。
現在は前日計量ですから、試合前日には体重超過の話題で持ちきりになってしまった。
先のWBC世界バンタム級王座戦、山中vsネリ戦で悪質な体重超過があったために
体重超過時の試合開催やその考え方について注目されたばかりだったので
余計に話題になってしまった。

比嘉大吾選手の減量苦は以前から言われていた。
10キロ程度落とす選手は特別ではありません。
が、どこかで見極めて落とせる選手かそうでない選手か
会長なりトレーナーなりが階級アップを検討してあげなければいけない。
昔のように飢餓状態の中、精神力だけで戦えるような選手は年々減っているはず。
ボクシングももっと科学的にならなくてはいけない。

日本人の場合、どうしてもリーチが短い選手が多いので
できるだけ軽いクラスで、そのデメリットを打ち消したい気持ちもわからなくはない
まして王座を獲ってしまえば、できるだけその王座を防衛したいという気持ちもあるし
階級を上げて王座を奪えるような王者がいるかどうかなどの戦略も当然チラつくはず。

せめてもの救いは先日のネリと違って、
比嘉大吾選手はリミットの1キロ以内まで下げてきていたこと。
(おそらく)減量ミスをしたことに対し、試合をする気持ちが作れないほどの罪悪感があり
9回途中で棄権し、新王者が生まれたこと。
だろうか。

ただ1ジム、1選手の問題ではなく、
そろそろ体重超過に対するペナルティーやその時の王座の取り扱いについて
ルールを再考しなければ、今後も体重超過問題は減ることはないでしょう。

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2018年03月01日

ビジネスに非ず

具志堅用高の国内最高連続防衛記録V13を掛けて闘い
まさかのタオル投入によるTKO負けを喫してから、およそ半年。
山中選手のリベンジマッチが今日行われた。

V13を果たしたときには引退まで考えていただけに前回の敗戦直後は進退を保留。
ところがその後、新王者ネリのドーピング疑惑が発覚。
ネリは禁止薬物はメキシコで食べていた牛肉のせいでドーピング違反でないことを主張。
一部では牛一頭食べないと出てこない数値だったとも言われたものの
王座剥奪は免れ、あの試合が無効になることもなく再戦の指示。
(その再戦もタイトルマッチの認定料がかかる)
そんな因縁の相手との再戦だったからこそ現役続行を決め、
最高の状態で試合に臨むはずだった。

それが前日にネリの失態により、試合前に王座は剥奪。
山中選手が勝てば王座奪還、負ければ空位の変則的タイトルマッチになってしまった。
報道では「ふざけるな」と涙を浮かべたとあるが、
おそらくこの時点で彼の中で張りつめていた何かが切れたのではないかと思われる。
お互いにクリーンな状態で戦うからこそのリベンジマッチであって
その前にその条件がすでに崩れていたら、集中力はもう保てまい。

何よりバンタム級のリミットは53.52キロ。
最初の計量の55.8キロは1階級上のスーパーバンタムのリミット55.34キロをも超えている。
再計量も54.8キロでウェイトオーバー。
うっかり超過したレベルではない。

しかしテレビの放映も決まっており、試合は止められない。
そこで翌日(つまり今日)の正午の当日計量で58キロ以下なら試合成立となった。
多くの見出して『ネリ当日計量パス「体重作った」』とあったけれど
体重を作ってなんかいません。お昼までに昨日の計量から3キロもアップしているのですから。
しかも計量が終わった途端にその場で飲食。試合までにはさらに増量したことでしょう。
恐らく3階級上のスーパーフェザー級58.97キロはゆうに超え、
ライト級くらいになっていたでしょう。

対して山中は昨日の時点で200gアンダーの53.3キロ。
それまで減量で苦労している分、急な増量は望めず5キロ増えてやっと
ネリの当日計量の58キロに届く程度。
昨日のウェイト差は埋まるどころか広がったっておかしくない。

ボクシングをただのビジネスと考えれば、現行のルールなら
リスクを冒してまで減量はせず、とりあえずその試合で王座を剥奪されたって
また挑戦して勝てばよい。
負けてランクを落とすより、剥奪されても勝って
ある程度のランキングを保ったまま、階級をあげて穴王者を探せばいい。
違約金もなくファイトマネーも入るのだからムリせず試合ができれば良い。
チャンピオンに返り咲けば、有利な条件で興行ができる。
仮に剥奪された王座にこだわらなくたって統括団体はいくつでもあり
狙いやすい王座を獲ればいい。
相手へのリスペクトなど無駄。稼げる相手で稼げばいい。
違約金なんか求める挑戦者とは契約しなければいい。

統括団体だって別にそれでも良いんです。
正規のタイトルマッチだろうと、暫定王座だろうと、王座決定戦だろうと
とにかくタイトルマッチと名がつきゃ認定料が入るんですもの。

しかし、こんなことが続けばいつかボクシングの興行自体が成り立たなくなる。
こんな後味の悪い試合は不快感ばかりで面白みが全くない。
もしも今日、山中選手が勝ったとしても単純には喜べなかっただろう。
全ての統括団体が協力して体重超過やドーピングなどへのペナルティーを統一すべき。
ファイトマネーの没収はもちろん、テレビ放映料の賠償もさせるべきだし、
一定期間どの統括団体の試合にも出れないようにするなどもっと厳格にしないと。
統括団体、放映権、プロモーター…そういう利権の絡んだ人たち主導ではなく
それこそ“アスリートファースト”でいかないと。

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2017年10月28日

ドキュメンタリーだからこそ

今夜のNHKスペシャルは「村田諒太〜父子でつかんだ世界王座〜」でした。
エンダム初戦のまさかの判定負けから、先週の再戦までのドキュメンタリーでした。
サブタイトルの通り、村田諒太選手と父との関係、
そして村田選手と子供(今回は特に息子)との関係にスポットを当てて
陰ながら精神的な支えをする父、息子から試合への原動力をもらった父親としての村田選手
というような内容になっていました。

村田選手はこれまでのボクサーのイメージとは違った哲学的なところは
彼の読書好きから来ていると思っていましたが、それはお父さんからの影響だったのですね。
“父子でつかんだ”というと、スパルタ的な父親に子供の時からしごかれて――
というのがありがちですが、ある程度の距離を置き、本でメッセージを送り
自分を見つめるきっかけを作ってあげる、というこれまでにはない(取り上げられない)
切り口でなかなk面白かったです。

そんな番組自体は再放送が11月1日深夜(11/2 1:00〜)にあるのでぜひ見て欲しいのですが
番組の内容とは別に気になったのが番組内に出てきた広告代理店のヤツラ。

世界戦を開催するのに6億がかかると言われ、そのためにスポンサーは不可欠。
だから通常試合の45日前には他の仕事は入れないけれど、
今回はすでに試合1ヶ月前切っていた中、特別にスポンサーのCMの撮影を入れた。
それは村田選手がスポンサーの要望に応えることも仕事と考えたため。
撮影は4時間。その後は広告代理店との会食にも応じています。

選手の調整を無視して、よくそういう日程で撮影や会食をぶち込んでくるなと。
だいたい会食なんて、広告代理店のヤツラだけが楽しんでいるだけ。
ウェイト管理(=減量)の必要な競技の選手の前で飲み食いするなんて最低です。
選手が十分に飲食できないのに、自分たちだけ飲んで食ってそれに付き合わせるって…。
金を出しているから、何をしても良いとお考えで?
NHKですから、どこの広告代理店か言いませんけれど電通ですよね。
(先日の世界戦はフジと電通でしたから)
選手もコンテンツのひとつくらいにしか考えていないのでしょう。
そういう「モノゴトをまわしているオレたちが一番偉い」感が画面いっぱいに出ていたシーンでした。
金が動けば、選手の環境なんてどうでも良いというところなんでしょうが。
金メダリスト、(会食時は)世界チャンピオン候補に対するリスペクト皆無でしたね。
スポンサー側の忖度はしても、主役である選手側への忖度はなし。
というか、金を出してもらうんだからそっちが忖度するんでしょ?ってところですかね。
ドキュメンタリーだからこそ、映し出されたシーンでしたが
やっぱりあのギョーカイの方々ってちょっと感覚がおかしいですね。

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2017年10月22日

歴史的瞬間

WBA世界ミドル級王座決定戦で村田諒太選手が
因縁の対決を制して王座を奪取した。
1戦目の反省をしっかり活かし、終始有利に試合を進め完勝したので
試合内容について特にここで語ることもあるまい。

試合を見ていた方なら当然ご存知であろうが
結果は7R終了後のTKO勝ち。
TKOというと一方的に打ち込まれてダウンすらできない選手を助ける時に
レフェリーが試合を止めた時などが最もポピュラー。
しかし、相手が棄権したような時もTKOという。
今回の場合は7回まで終わって、もう勝ち目がないと感じたエンダムが
戦意喪失し、8回開始直前に棄権を申し出たことで決着した。

TKOの“瞬間”が放映されなかった(わかりにくかった)ことから
フジテレビに対し、一部では不満が出ているらしい。
しかし、これは生中継だからこそ。
ボクシングの放映はインターバルの1分の間にCMを挟む。
試合をフルで放映しようとなれば、そこしかCMの入れようがない。
となれば、今回のようにインターバルの間に棄権という形で試合が決まれば
勝利の“瞬間”を映せというのは無理な話。
録画だったらできますけどね。
それはテレビ局に言っても仕方がないことで。
8回開始直前に棄権なんかしやがったエンダム陣営に言わないと。
テレビ局だってまさかここで棄権って思わないでしょう?
これはこれで生中継らしい“歴史的瞬間”

金太郎飴のような選挙報道をせず、予定通りボクシング中継をやった
フジテレビをもっと称えましょうよ。

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2017年07月29日

ボンバー&ダイナマイト

夕刊の小さな小さな記事でしたが、
元WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司選手が、
ツイッターで現役引退を表明したとの報があった。
三浦選手は16日にアメリカでで、同級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)に挑戦し、
判定負けをしたばかり。
王座奪回は叶わず、年齢的にもモチベーションの維持は難しいとは思っていましたが
左パンチの破壊力は“ボンバー”の異名を持ち“元祖・ボクシング”という
スリリングな戦い方にヒヤヒヤしながらも最後はスカッとさせてもらったものです。
過去にここでも何度か観戦記などを載せさせてもらいました。

なぜここまで思い入れが強いのかといえば
いまでこそ帝拳に所属しておりますが、かつては(図々しい言い方をすれば)同門でした。
横浜光ジムの故関光徳会長の秘蔵っ子の一人であり、試合もよく観戦しました。
会長が急逝し、結果がうまく出ないこともあったりして移籍を決めたのでしょうが
それが見事に功を奏して、世界チャンピオンまで登りつめました。

しかし奇しくも今日、同じく強打を持ち“KOダイナマイト”との異名を持つライバル
内山高志選手が引退会見を行った。
11回の防衛を誇り、具志堅さんの記録を塗り変えるのはこの人か!と思ったけれど
昨年4月に王座から陥落。年末の世界戦でも返り咲きが叶わず今日の発表になりました。
そんな内山選手が会見で思い出に残る試合に、三浦選手との試合をあげていました。

平成を代表する選手の引退はとても残念ですが、時の流れには逆らえませんね。
知っている選手がどんどん減っていって寂しい限りです。
これまで本当にお疲れ様でした。


三浦選手の記事
盗られた!
進化途中
父へのベルト
ノックアウト・ダイナマイトとボンバーレフトの共演
再び頂点へ

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2017年05月28日

“疑惑”のおさらい

あの“疑惑の”WBA世界ミドル級王座決定戦から1週間が経ちました。
遅ればせながら、ようやく録画で試合を見ることができました。
その後WBA会長の(人気回復のため?)のコメントなどもあり
“疑惑の”ジャッジのイメージが定着した中で
雑音を消して試合を観ることは難しく、後出しと言われかねませんが
無謀にも久々に愛虎的視点で採点してみました。

エ|   8999  999|112
――――――――――――――
村|999    99   |115

村田選手が勝っていると思います。
が、アメリカのジャッジやWBA会長の言うほど一方的ではありません。
本当に迷ったのは9、11、12の3ラウンド。
ラウンドマスト方式ですから、有効打の数(本当にわずかな差です)、
それすら拮抗していれば手数でどちらかに振りました。
特に最後の2ラウンドは、日本開催だからということも働いて
村田選手につけましたから、これがエンダム選手にいってしまえば
114-113でエンダム選手かな?ということも可能性としては0ではない。

しかし逆に、9ラウンドとやや迷った10ラウンドが村田選手にいけば
WBA会長と同じ採点となり117-110で村田選手になります。

いずれにしてもパナマ、カナダのジャッジのような大差で
エンダム選手は、ちょっと考えにくいように思います。
よほどアンチ日本のジャッジなのでしょうね。

ただニュースのダイジェスト映像ですと、4Rのダウンも強烈に見えましたが
思ったより効いてなかったように思います。
ダウンしたタイミングも後半だったため、
すぐにインターバルに入れたこともエンダム選手にとってはラッキーでした。
ただ、その後は脚に力が入っていなかったです。
そこをポーズでもなんでも手を出してごまかしていたのはうまかったです。
そして、ロープ際の体の使い方もうまかった。
ロープの反動を利用してダウンを防ぎながら、力を逃しているのではないかなと思いました。
黒人特有の体の柔らかさがあるので、上体を大きく使って力を逃す。
すると見た目はパンチが当たって仰け反ったように映ります。
それが証拠に試合後、村田選手の顔も綺麗でしたが、エンダム選手の顔も綺麗でした。
ボクシングの面白さ云々を抜きにすれば、あのように足を使って逃げるスタイルも有りです。
またジャッジするのはそのラウンドが終わった直後ですから、後半、それもラスト1分とか30秒で
手数が出ると、前半の単発のクリーンヒットの印象は薄くなります。
その使い方もうまかった。

7Rあたりまでは確実に脚にきていましたから
あそこはもっと村田選手から先に手数を出して仕掛けなくては
相手に休憩時間を与えるだけだと思いました。
そこで仕留められれば“疑惑の”判定に持ち込まれずに済んだのですが。
8ラウンドには再び序盤と同じ戦い方になって、ジリジリと間合いを取るだけ。

個人的には打たれずに打つ、これが理想のボクシングです。
そういう意味では村田選手のボクシングは完璧です。
自分の間合いをしっかり保ち(しかも相手がそれを嫌がっていた)、
射程距離に入ったところで、ヒットを放つ。
ただ今回のように明確にヒット数の違いがない判定になると難しい…かな。

WBAの会長がいくらお詫びしたところで裁定が覆るわけでもなし
再戦をというならその優先順位も保証して欲しいし
タイトル戦承認料も日本側には求めないで欲しい。
“お客様”である日本へのご機嫌伺いだけのコメントでないことを祈ります。


◎ ラウル・カイズ・シニア(アメリカ)
エ|  98999 9999|110
――――――――――――――
村|99     9    |117

◎ グスタボ・パディージャ(パナマ)
エ|   8 99     |116
――――――――――――――
村|999 9  99999|111

◎ ヒューバート・アール(カナダ)
エ|   8999     |115
――――――――――――――
村|999    99999|112

◎ ヒルベルト・メンドサJr.WBA会長
エ|   899999999|110
――――――――――――――
村|999         |117

※ 採点の空欄は10ポイント


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2017年05月20日

悲願は次に持越し

今夜は注目のボクシング世界戦があった。
48年ぶりに日本ボクシング界に金メダルをもたらした村田諒太選手の世界タイトル挑戦。
1位のアッサン・エンダムと2位の村田選手のWBA世界ミドル級王座決定戦。

王座への挑戦ではなく、1位と2位の決定戦。しかも日本開催(=興行主)。
ランキング選手ともなれば順位の差は気にならない。チャンスは十分ある。
ミドル級世界では一番層の厚いクラス。
世界タイトルを獲れば1995年の竹原慎二以来となる日本人2人目
そして何よりも日本人初の五輪メダリストの世界王者へなるはずだった。

が、しかし…
結果は1―2の判定負け。
採点は111―116、112―115、117―110だったとのこと

我家のチャンネル権(?)の関係で試合はまだ観ていない。
だから何も言えないのですが、
4回にダウンを奪ったものの、手数が少なかったのが影響した
との報があるので、何となく想像はできる。

最近はだいぶ改善されたが、判定になると
日本の試合と世界タイトルとではジャッジの仕方が少し違う。
手数やインファイトの勢いだけでは評価されない。
またラウンドマスト方式といって、どんなに拮抗したラウンドも
必ずどちらかにポイントをつける。
ダウンを取ったとしてもポイントとしてはたかだか2ポイント差。
判断がつき難いラウンドを向こうに持っていかれたとしたら十分あり得る数字だ。
ヒットがなくても、相手にパンチが届いたように見えれば
ホームの試合では歓声が上がるから、観客は勘違いしやすくなる。

1−2にジャッジが分かれたということは相当わかりにくいラウンドが多かった
ということだったのだろうし、
日本の興行にもかかわらず1−2ということは、
明確に村田選手がとったラウンドはダウンのラウンドくらいしかなかったということ。
相手の戦績は38戦36勝(21KO)2敗というから
試合運びもうまかった=負けない試合の仕方をよく知っていたのでしょうね。

とにかく日本ボクシング界の悲願は、また次回へ持越しだ。
メダリストが次にいつ出てくるのかわからないので、やはり村田選手に再挑戦して欲しい。
全く歯が立たないわけではなかったのだから、気持ちを立て直して
生きているうちに悲願達成を見たいなぁ。

それよりまずは録画したこの試合を見たいなあ。

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2016年06月11日

死してなお

モハメド・アリ氏の葬儀が現地時間の10日に行われた。
今日はその映像を度々ニュースなどで目にしたが、その短い映像の中からも
アリの偉大さが伝わってきた。

ひつぎを乗せた車が走る沿道には10万人もの人が集まり、
車に花や道路に花が手向けられ、「アリ」コールが起こる中その花道を車が走る様は
まるで映画のワンシーンのようだった。

葬儀自体はアリの信仰するイスラム教式で執り行われたが
参列者は肌の色も宗教も問わず、イスラム教の聖典コーランの朗読、
ユダヤ教の方のスピーチ、キリスト教牧師の話がなどの映像、
ビル・クリントン元米大統領の弔辞やマルコムX氏の長女のスピーチ
さらには参列者のトルコのエルドアン大統領やマイク・タイソン、シュガー・レイ・レナード、
ドン・キング、ウィル・スミス、その他スポーツ選手などなど
そうそうたる方々が一堂に会した。

葬儀のやり方は、アリと親族で10も前から綿密に準備していたというが、
未来の宗教のあり方を示したような、何の垣根もない
それぞれがそれぞれの信仰のまま、祈りをささげていた素晴らしい葬儀だった。
未来の宗教のあり方であり、本来の宗教のあり方というか、
自分の信仰するもの以外の宗教を否定し、傷つけ合うのは間違いだと、
宗教民族を超えて共生することができることを自らの葬儀で示していた。
世界にいまだある紛争に対して、自ら信仰するイスラム教のイメージを悪くする
一部の過激派に対して、最期のメッセージを送っているように思えた。

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2016年06月05日

彼は世界を揺さぶった

昨日、ボクシング界の偉大な王者 モハメド・アリが亡くなった。
その報をニュースサイトで知り、思わず某SNSで、
「“ひとつの時代が終わった…”なんて言葉で片付かないような時代を象徴する人が亡くなってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。」
とつぶやいたが、こうした気持ちを実に的確に言葉にしたのが
オバマ大統領だった。

最も偉大な者と同じ時代を生きたことを幸運に思い、神に感謝している

夫人とともに追悼声明を発表し、それはホワイトハウスの公式サイトで公開されたというから
ただのつぶやきではなく、アメリカ大統領の公式な声明だ。
1スポーツ選手の死に大統領として声明を出す、それほど偉大であったということだ。

またツイッターでも
He shook up the world, and the world's better for it. Rest in peace, Champ.
―彼は世界を揺さぶり、よりよいものにした。チャンピオンよ、安らかに眠れ―
とコメントしたという。どちらも素敵な追悼の言葉だ。

モハメド・アリの功績を知らない人に読んで欲しいのがこちら。
スポーツの枠超えたカリスマ=「ザ・グレーテスト」アリ
闘い、守った尊厳=感動呼んだ五輪開会式−モハメド・アリ氏死去
時事通信の記事ですが、短い記事でいかに偉大であったかまとめられていると思います。
(コメントの取りやすさからだろうが、多くのスポーツ紙でアントニオ猪木氏との1戦を取り上げていた。あのような試合を日本人唯一の対戦者としてトップに持ってくるセンスが私には理解できない。)

アリの全盛期の頃は、私はまだ幼稚園くらい。
引退時には小学生5年生になっていたけれど、リアルタイム世代とは言えない。
私がボクシング選手で印象に残っているのは具志堅用高氏くらいからなので
アリの選手時代はほぼ知らない。

私がアリを知るのはモハメドアリとしての認識より、カシアス・クレイとして。
それも我がバイブル(?)「あしたのジョー」の中で度々台詞として登場したから。
つまり、もうその頃は伝説の人になっていた。
ALI_joe-01.JPG ALI_joe-02.JPG

その後、ボクシングにのめり込んでからは
ボクシング誌やボクシングをテーマにした本で足跡をたどることになるが
多くの方が言うように、やはりもうあのようなボクサーは二度と出てこないのでしょう。
合掌…。

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2016年05月31日

走るのニャー!

猫ひろしさんがマラソンのカンボジア代表として、リオ五輪に出ることになった。
猫ひろしさんの自己最高記録は2時間27分48秒。
日本では箸にも棒にもかからない。

あきらめずに夢を叶えることは素敵なことです。
しかし、その叶え方で本当に良いのだろうか。
世界トップクラスの選手が自国の選手層が厚くてどうしても代表になれず
求められる国で国籍を取得し、代表選手になるのとは少し違う気がするのです。

特に先進国の市民ランナーが後進国へ行って代表になるのは、
本来のその国の選手の芽を摘んでしまうことになりはしないか?
やり方がすこしえげつない気がしてならない。

他国の陸連(と言うのか?)が認めたことを、外野がとやかく言うことではないけれど
何か違うと思うな。

例えば、ソフトボールが全く普及していない国の国籍を取って
ナショナルチームを作り、オリンピックに出場して五輪の夢を叶えました!
日本やアメリカのトップ選手と対戦できた〜!わーい!!
と言うのと同じような気がして、素直に猫さんスゴいと思えない私がいます。

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2016年05月24日

公のいじめ

今朝の新聞の広告欄に本日発売の『婦人公論』の宣伝が載っていた。
真っ先に目に入ったのは
「小保方さん、あなたは必ず甦ります」
 瀬戸内寂聴×小保方晴子
の文字。
『あの日』で一歩を踏み出した小保方氏と瀬戸内寂聴さんが
どのような話をするのか、非常に興味があってさっそく購入しました。

冒頭でいきなり寂聴さんが
「あなたがされたことはいじめですよ。公のいじめ――」
と話しはじめ、対談はスタートします。

寂聴さんの聞き方、話の進め方もお上手なのでしょうが
小保方氏が嘘をついているような話にはとても聞こえません。
『あの日』同様、スッと感覚的に納得のできる対談でした。
“読まず嫌い”をしている人にこそ読んでいただきたい。

いつか、“あの日”に公のいじめをした人たちを見返す日が来て欲しいな
と願っています。

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2016年05月15日

リリコイ2016〜お引越し

GWの最終日に空けたリリコイたちの鉢の土。
翌日には黒いビニール袋を購入し、7日には土のう袋から入れ替えました。
6日には大雨との予報に、朝起きてすぐにビニールを乗せ極力濡れないように対策。
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ゴールデンウィーク明けは強風の日が多く、
ドイツ朝顔(特にブルー系)が、やや弱り気味。
元気なピンク系はどういうわけだか、フェンスに巻き付きたがるので支柱に誘導。
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今日は版画を彫っている私に変わって若殿が土のふるいかけをしてくれました。
クロビニールの中で一週間しっかり熱した土に再生用の土を入れて良くかき混ぜ
リリコイ用に6鉢、ゴーヤ用に1鉢、土をセット。
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いくつかが鉢やポットから上手く抜けず、根がやや傷んでしまったので
元気に根付いて欲しいのだけど…。

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2016年04月28日

13の壁

昨夜はボクシングのトリプル世界戦がありました。
昨夜は放送を見られなかったので、記事にはできなかったのですが
無敗を誇り12度目の防衛戦だったWBA世界スーパーフェザー級王者
内山高志選手がまさかの2ラウンドKO負け。
それも2分59秒、あと10秒もてばインターバルに持ち込めたのに。
(しかしダメージはかなりあったので、あのラウンドは救われても回復は難しかったか)

ボクシングは恐ろしい。
日本最強王者と呼ばれ、豪快な戦いっぷりに
私も具志堅用高(WBA世界ライトフライ級)の防衛回数13回を抜くとしたら
内山選手だろうと思っていたので、その内山選手ですら抜けない
13回の壁の高さを改めて感じた。

具志堅さんの防衛記録は、今となってはしばしば
あの当時新設されたばかりの階級だったから選手層が薄いとか
当時は試合間隔が短かったため、王座に君臨していたのは4年とか
言うけれど、それでもやはり13の数字はすごいのです。

この他に日本人で二桁防衛を果たしたのは
長谷川穂積選手(WBC世界バンタム級10回)と
現在防衛中の山中慎介選手(WBC世界バンタム級10回)。

ちなみに私の大好きなウィラポン・ナコンルアンプロモーションと
リカルド・ロペスはそれぞれ14回と22回。
ウィラポンはWBCバンタム級の歴代最高防衛回数で約6年防衛。
ロペスにいたっては、戦後最高の防衛回数で、
いくら最軽量級と言っても、9年近くも防衛をし続けたのは“神”の領域です。

次に13の壁に近いのは山中選手。
具志堅さんの記録からすでに36年。
来年あたりに新記録のニュースを聞けるのか、聞けないのか。

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2015年11月23日

再び頂点へ

海外での試合で、地上波の放送もなかったため
ほとんど報じられることはなかったが、日本時間22日(現地21日)
WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司選手が、
同級1位フランシスコ・バルガス(メキシコ)を相手に5度目の防衛戦を行った。
三浦選手はかつて同じジムにおり、亡き会長の愛弟子でもあり
私自身、思い入れのある選手だ。

本場、ラスベガスの試合で相手はランキング1位の無敗挑戦者。
間違いなく最強の対戦相手。
しかし三浦選手世界タイトルを獲って以来、防衛線こそ判定だったが
その後3試合はすべてKO(TKO)勝ちで防衛するごとに強くなっている印象。
満を持してのラスベガス進出だった。

試合はどうやら壮絶な打ち合いだったようだ。
初回にピンチがあったものの4回には得意のボンバーレフトが炸裂し
相手をKO寸前に追い込んだ模様。しかし9回ダウンを奪われた後
連打を受け、TKOで敗れたそうだ。

この試合はまだ観ていないが、彼のボクシングはまさに殴り合い。
ボクシングの醍醐味のような劣勢からでも一発で逆転する強打の持ち主。
それゆえ、一発に頼る傾向が以前からあった。
また強打ゆえに「肉を切らせて骨を絶つ」的な荒っぽさがあった。
そこが以前から不安であるとは思っていたのですが…。

元々はアマチュアボクシング出身でB級デビューするほどの実績もあるので
ディフェンスの基礎もしっかりしているはずなのですが
それよりも気持ちが優るタイプ。プロ向きと言えばプロ向きで
ヒヤヒヤさせられるけど、その一発に魅了されてきたファンも多いはず。

今回の場合、その悪い面が出てしまったのでしょう。
肉だけでなく、骨まで断たれてしまった…。

しかし三浦選手自身は、すぐにリマッチを口にしているとのこと。
さらに進化し、再びベルトを巻くところを見せて欲しい。

三浦選手の過去の記事はこちら

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2015年10月17日

正当な評価

お騒がせ一家の長男が引退を表明した。
ボクシングではなく、リング外のゴタゴタでボクシングに注目が集まったことは確かだが
彼らのお陰でボクシングを観なくなった“本当のボクシングファン”も多いだろう。

私も当初は、文句を言うなら試合を観てからと思って
テレビ観戦はしていたけれど、
あの番組の作り方やインチキ判定、演出にしてもひどすぎる態度に
いつしか、ヤツらが出るテレビ中継には1%たりとも視聴率に貢献したくなくて
チャンネルを回すことは一切なくなった。

プロボクシングはスポーツでありながら興行でもある。
よって商売として成り立たせるためには、ベルトがあってなんぼだし
演出も対戦相手の選択も当然あってしかるべき。
ホームタウンディシジョンとか興行主のジムが有利とか
ド派手なキャッチコピーとか。
それを否定する気はないけれど しかし、そのさじ加減が難しい。
明らかに“噛ませ”とばかり試合をしていたら
それなのに大口ばかり叩いていたら
目の肥えたファンはついてこない。

それらを無視して、にわかファンやアンチでもいいから
視聴率さえ取れれば何でも良いと、スポーツであることを忘れたT豚Sの罪も大きい。

あの体ができるくらい練習していることは認めますよ。
でも世界王者というと怪しい試合ばかり。それなのにただの世界王者では飽き足らず
『三階級制覇』という冠までついてしまった。
国内初となる偉業はこういうニセモノにやって欲しくなかった。
ボクシング史上から消し去りたい記録である。

ようやくメッキがはがれ、正当な評価が下され
浪速の逃犬となって引退してくれて、本当に良かった。
二度とああいうタイプの選手が出てこないことを願って―


河野公平選手、ありがとう!

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2015年07月20日

七光りか否か

あの辰吉丈一郎の息子がプロボクサーになった。
次男の 辰吉寿以輝だ。
その2戦目が今日あったのだが、2戦連続KO勝利を収めたようだ。

某投稿動画配信サービスで中継されていたのですが
私は残念ながらその放送は見ていない。
ですからあくまでもただのニュース記事だけの印象ですが
なかなかのスタートを切ったと言えるのではないでしょうか。

対戦相手は公務員ボクサーとして売っている(?)岡村直樹選手。
大阪の4回戦選手なので、もちろん試合を見たこともありません。
戦績は1勝3敗で負けが込んでいる選手。

弱い選手を当てたんでしょ?
と思うでしょう。実際、戦績から言えばその通り。
ただ、大事なのは日本人選手を当てたこと。
“親の七光り”とはいえ、ネームバリューのある選手の場合
戦績や肩書の胡散臭い外国人を連れてきて「噛ませ犬」にすることは
よくある手段。

それを日本人、それも地元の選手を選んだことを評価したい。
それが証拠に「この試合は僕にとっても大きなチャンスです」と言っているし
誰だって地元で無様な試合はしたくないから、必死に食らいついてくる。
4回戦でKOするというのは、案外難しい。
よほどセンスがない限り、出合い頭的なラッキーパンチがほとんど。

実際4回戦の試合を見ると、KOはおろかダウンを取ることだって少ない。
時には「噛ませ」を連れてきたのにも係らず、倒せないことがあるのだから。


ということで、ボクシング自体見ていないので何とも言えませんが、
辰吉寿以輝選手、何か持っている選手であることは間違いないでしょう。
今後の試合にも注目していきたい。

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2015年06月15日

カンムリワシ殿堂入り

いまや天然ボケの面白いおじちゃんになってしまいましたが
具志堅用高 元WBA世界ジュニアフライ級(現ライトフライ級)王者が
ボクシングの殿堂入りを果たし、その表彰式が日本時間の今日 行われた。

世界王座13度連続防衛は具志堅氏が1981年に王座陥落以降、
すでに30年経つが、いまだ日本の最高防衛記録はやはりすごい。

王座防衛を続けていた頃は、私もまだ小学校低学年。
実は、父がテレビで試合をよく見ていたということしか覚えていない。
当時新設された最軽量級だったため、王座を取れたとか、
亀問題でクローズアップされた協栄ジム所属だったからとか
色々言う人もいるが、KO集などで往時の試合っぷりをみると
やはり強い

仕留め時を逃さない。
ダウンしかかってもレフェリーが止めるまで手を抜かずとどめを刺す
その瞬発力というか勢いというか、
強ぇぇ〜
と思わずつぶやいてしまうほど。

1995年のファイティング原田氏以来、20年ぶりの快挙は
何はともあれ、喜ばしいことです!

 gushiken.JPG
具志堅氏のことは大人になってから、むしろこの本で知ったかも。

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2015年05月25日

揺れている

昼1の授業の終了間近、学生のスマホから久々に緊急地震速報が鳴った。
鳴り終わるとすぐに揺れ始めたけれど、立って授業をしていた私は
さほど揺れは感じなかった。
それよりも警報の音の方がドキドキするわな。
一応、こんな時は学生に安全行動を促さなくてはいけないし。

今日の地震は茨城南部の5弱が最大。
マグニチュードも5.6とさほど大きい訳ではなかったが…
3日前の22日には奄美で5弱
10日ほど前の13日には岩手で5強

震度5クラスがこうも立て続けにあると少し気持ちが悪い。
各地の噴火も気になるし、そろそろ本気のヤツが来るのではないかと。

しかし正直なところ、勤務中は…いや、百歩譲って自分の講義中は
大地震は来ないでくれよと、思ってしまう。
どんなに気が動転していようとも、職場で地震が起きれば
私は、学生を守る側の立場にならざるを得ず、
自分のことは二の次にならざるを得ない。
同じ被災者なら、自分のことだけ考えればよい無責任な被災者でいたいわ。

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2015年05月06日

いいがかり

3日前に行われた正規の対決といわれた
ボクシングの世界ウェルター級王者統一戦。
WBA&WBCウェルター級王者フロイド・メイウェザーと
WBO王者マニー・パッキャオの一戦である。

試合は後半からしか見ていないが、二人の顔と
後半戦を見る限り、力が拮抗し過ぎて打ち合いにはならず
自分の距離を取り続けた(見方によっては逃げ続けた?)
メイウェザーの判定勝ちとなった。
その緊迫感を楽しむこともできたが、やや物足りない内容にも思えた。
が、パッキャオはむしろ好戦的だった。
距離を詰めようとメイウェザーを追いかけ、
射程距離に入ればすかさず連打を試みた。
試合後の会見で彼が明かさなければ、肩の負傷など気が付かなかった。

試合後に告白したのは、私は負け惜しみとは考えない。
まして試合前に明かすなど、スポーツ選手として有り得ない。
特に格闘技の場合、故障を明かすなど、そこを狙えと言っているようなもの。
そんな不利になることを誰が言おうか?
日本的には、そのまま本人の口からは言わず、周囲の誰かが
「実は…」というのが美学なのだろうが、今回はそうもいかない事情があったようだ。

というのも、当初は試合の延期を考えるほど深刻な怪我。
しかし、試合1週間ほど前にだいぶ良くなったので、出場を決意。
ただし、抗炎症薬の注射を試合前に使用することを求めた。
これは、米国反ドーピング機関(USADA)の許可の下でキャンプ中にも打っていた薬。
ところが、試合が行われた米ネバダ(Nevada)州の
ボクシングを管轄するネバダ州立体育委員会(NSAC)は許可しなかった。

今のところ双方の主張は食い違っているものの、
パッキャオとしたら、国が認めた薬をネバタ州が認めなかったことへの
抗議から、肩の負傷を言わずにはいられなかったのだろう。
ちなみにパッキャオの肩は手術の必要があるほど深刻なものだった。

驚いたのはそこからである。
なんとネバダ州の住民らが、パッキャオ陣営を相手取り、
500万ドル(約6億円)以上の賠償を求める集団訴訟を起こした。
パッキャオ陣営は深刻なけがを隠し、試合に深刻な影響を与える可能性を
分かっていたのにネバダ州コミッションへの報告義務怠ったと主張。
情報を知らされないまま、試合直前に発売された高額な入場券を購入したり、
有料放送を視聴したりパッキャオ勝利に賭けたりして損害を受けたとのこと。

おいおい、賭けに負けた腹いせを選手に向けるなど言語道断。
試合前に不利なことを告げるアホなスポーツ選手がいたなら
拝ませて欲しいくらいだ。
むしろ風邪をひいていないのに、ひいたように装って油断させるとか
あえて減量苦があったように見せてみたり、あるいは虚勢をはってその逆をやったり
駆け引きは試合前からはじまっている。
サッカーワールドカップ時の報道陣シャットアウトなどその最たる例。
いちいち自分の正しいコンディションを公表するなんて誰がするものか!

いくら訴訟の国アメリカとは言え、言いがかりにもほどがある。
いくらなんでもやり過ぎでしょう?
これが通るようなら、アメリカという国の常識を疑うわ。
金に目がくらんだだけの、ボクシングファンとはとても認められない行為にガッカリした。

posted by 愛虎 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

ミニの日

どうやら今日はミニの日だそうです。
3月2日、3(ミ)2(ニ)の語呂合わせだそうで。
正確にはミニチュアの日。
ミニチュアや小さいものを愛そうという日だとか。
ミニチュア愛好家が制定したんですって。

小さいもの、特に精巧なものが好きかも。
ジオラマとか根付とか。(自分で作ってみたい)
私自身ミニチュアだし(笑)。

先日紹介した『150cmライフ。』にも出ていましたが
ちっちゃくて得することに「子供服が着れること」がある。
同じブランドで、ほぼ同じデザインでも大人用と子供用では値段が結構違う。
体にフィットして、そのうえ値段も安いとなれば子供服を選びますよ。
特に私の愛用はスポーツブランド。
最近はレディースというだけでやたらパステルカラーの地だったり
ワンポイントやラインにピンクを使いやがって
かっこいいスポーツウェアを着たい私にとっては
キッズ(ボーイズ)の方が圧倒的に趣味に合う。
裾上げのできないジャージなんかは子供用が好都合。

それと最近は部屋着用のパンツも子供用。
今シーズンは寒さのあまり裏フリースのデニムを購入。
動き回る子供用はストレッチが効いて、ウェストもアジャスター付きだったり
家で着るには楽なのよね〜。

子供に年齢が近かった頃は、子供服はプライドが許さなかったが
今はもう堂々と着ています。
さすがにさまざまな部位が引力には負けつつあるが、
まだしばらく子供服のお世話になれそう。
ミニチュアサイズの大人の唯一の特典かも!?

posted by 愛虎 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする