2017年04月13日

奪い合い

建設業界の就職はバブル期以来の売り手市場です。
大きな災害が続いているうえに、2020東京五輪に絡む建設ラッシュなど
人が足りないのです。

我が学生も公務員に大手ゼネコンに数年前では難しかった就職先からも
複数内定をいただいたりしています。
そんな中、川崎市がPR動画まで作って人材確保へと動いているようです。
市役所に優秀な人材が集まらないと、確かに市民の生活が不安なものとなります。
動画を都市部の大型ビジョンなどでも流していくようですが、
その広告費約270万円。これは税金ですよね?
それだだけの費用対効果があれば良いのですが、
自ら利益を出して広告を打つ民間企業とは違うわけですから
ちょっとどうなのかな、と思うわけです。

公務員の技術職も人手不足もわかりますが、
最近では労働基準法の改正で中途採用の年齢制限もなくなり
定年間近になって公務員へ転職する人もいると聞きます。
仕事柄、民間のリクルート担当の方々から
民間会社でお金をかけて新人教育をして、これからようやく一人前として使える
という時に、公務員の中途採用でみんな持っていかれるという話をよく聞きます。
「我々は公務員の教育をしているわけではない」というため息もしばしば。

そんな話を聞くと、この川崎市のような例を「お、やるね」と
簡単に感嘆できない気持ちになるのです。
すごい試みだと思うのですよ。でも…でも…
その宣伝費も税金だよね?と。

建設業の盛り上がりは嬉しいことですが、人材の取り合いで
実際に設計したり施工するところが疲弊してしまっては元も子もない。
業界全体がうまい具合に人材も経済も潤うと良いのですが
それには子供が足りないのか?
不公平感なく採用活動ができると良いのだけど。
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2017年04月12日

たった一度の会なのに

昨日は毎年恒例の新入生歓迎会でした。
新入生を待たせないために、15時という早い時間から開催。
私は昼イチの授業だけでしたので、時間的には十分出られる時間。
たまたま10日ほど前に別件で訪れた幹事役の学生に
食事の手配は早くした方が良いとか、会場の確認は取れているのかとか
老婆心丸出しで色々アドバイスをしたにもかかわらず…




すっかり失念しておりました
時々、やるんですね。
会議や会合などビックリするほどすっかり忘れてしまうこと。
そして思い出すのはたいていとんでもないタイミングで、
コトがすっかり終わってしまって、いっそ
もう、思い出さない方が良かったくらいの時間になってから(笑)。

今日になって、若手助手にすっかり忘れてしまったと白状し、新歓の様子を聞いてみたら
昨日はどういう訳か先生の出席率が悪く3人しか参加していなかったとのこと。
本当に申し訳ないことをしました。
我々にとってはこの4月のはじめのザワついた時期は
年度初めの仕事も多く、授業も落ち着きがなく、早く過ぎてしまえ〜
とすら思ってしまう毎年訪れるお決まりの季節。
でも新入生にとってはたった一度の新歓であり、
そこで先生方が3人しか来ないというどこか寂しい会にしてしまったということ。
あくまでも主催は学生会ではありますが、オリエンテーションや
授業のガイダンスよりちょっとくだけた感じで
先生との交流ができる初めての場となります。

迎える側にとっては今後も幾度となく続くイベントですが
学生にとってはどれもこれも一度きりのイベントということを
改めて心に刻みました。

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2017年02月10日

また一人

今日は4年生の集大成、卒業研究発表会でした。
我が学科では2年生以上は聴講することになっており
1年生はいないものの、学科の学生が一斉に揃う唯一の機会と言っても良い。
年度終わりでもあるため、退職される先生が挨拶をする場にもなっている。

自分が学生時代に教鞭をとっておられた先生も年々減ってとうとうあと2人。
そのうちのお一人が、3月いっぱいで定年退職なるため
発表会の最後に挨拶と花束贈呈といったちょっとしたセレモニーがあった。
恩師M教授の退職後は、一番多くの授業で助手させていただいた先生。
私の苦手科目の先生だったので、その時間帯だけの手伝いとはいえ
今、学科でおられる先生の中では一番関わっていたと言える。
学生時代からの先生は、やはり自然に"先生"と呼べる先生で
卒業後に来られた今50代〜40代の先生は、先生というより上司というか
―会社のような従属関係はないから、単に職場の上の立場の人
学位があるから"先生"と呼ぶだけで、自分の先生ではないというか―
そんな感じです。
自分の学生時代の先生方だって、みんな他所からきた先生のはずですが
今の新しい(=卒業後に来られた)先生方は外様に思えて仕方がない。

リスペクトがあるわけではないけれど(←失礼、笑)、
自然に"先生"と呼べる人がいるのは、
どことなく頼りなくてもどこかで頼れるというか
失敗しても学生のノリで許してもらえそうというか
そういう安心感がありました。
そんな"先生"と呼べる存在がどんどんいなくなることはやはり寂しいですね。

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2017年01月12日

やっちゃった

就職試験を主眼に置いた演習科目で
ネタのない私は、かつて別の授業でやっていた
文章力アップのための課題を復活させた。図書紹介です。
本を読むことと、それを紹介することで二重の文章力の訓練になるという狙いです。

年末にレポートを受け取り、添削をして来週返却予定ですが…
以前もあったように、やっぱりコピペ野郎がいるんですわ。
以前は必修科目で今は選択科目ということもあり、昔よりは少ないですけれど。

毎回必ずいるのは定番の土木小説「黒部の太陽」のコピペ。
私は何回も同じ課題を出しているので、様々なコピペも体験済み。
見た瞬間に笑ってしまうのが、映画のレビュー的なものをコピペする野郎ですわ。
あれは小説と映画とで役名が違うので、すぐにわかります
設定もかなり違う部分がありますし

あ〜あ、やっちまってるよ
と思いながら、一応ネタ元を探します。
今回は昨年の11月にどこぞの誰かが書いたブログでしたが
コピペするにしても、せめてもっと順位の低い
人気がなかったり、古かったりするやつを選びなさい。
いくつか検索すれば、せめて映画版なのか原作なのか
「おや?登場人物の名前が違うんだけど?」的な疑問が生じるでしょうに。

な〜んの工夫もなかったので
〇〇というサイトのコピペ。評価に値せず。
とだけ書いて返却予定です。
自分で図書紹介を書いたものは真っ赤になるくらい添削箇所が多く、閉口気味。
そういう意味では添削の手間が省けて良かったか!?

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2016年12月27日

イマドキの仕事納め

本日2016年の仕事を納めてまいりました。
最後の最後で、イマドキの学生を象徴するようなメールが届きました。
実は昨日締め切りのレポートがあったのですが、
提出時間に持ってこなかったヤツが一人。

昔なら未提出ってだけで放っておくのですが、今はそういう訳にはいきません。
お子様のためには一度は促してあげなければなりません。
そこで大学のアカウントへこんなメールを送ってあげます。
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〇〇くん

こんにちは。助手の愛虎です。
××実験レポートの最終提出は本日13時まででした。
ガイダンス時にも説明があったはずですが、提出期限に遅れた場合
未提出=0点です。

提出期限や提出場所について、勘違い等あったのなら
本日の16時半までに△△室へ持ってきてください。
ただし一次提出期限遅れの対応同様、6点未満で評価することになります。

署名

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“最終レポート”やら“一次提出”やらなんのこっちゃ?という言葉が出てきますが
いきなり提出されると、レポートと言えるような代物が出てきません。
そこで実験の一週間後に“一次提出”と称して大学院生に提出し添削してもらいます。
さらに一週間、大学院生とやり取りし修正を重ねます。
そして3週間目の週初めに“最終レポート”と称し、先生に提出するのです。
その“最終提出”がなかったので、メールを入れたのですが、昨日は一切連絡なし。
今朝早くになって、ようやく返信が入っていました。

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おはようございます。
自分の寝坊で提出できませんでした。期限も時間も友人に聞いて確認済みです。申し訳ありませんでした。

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え?「申し訳ありません」だけ。で?どうするの??
しかも宛名もなければ、名乗ることもせず、元メールの引用もありません。
大学のアカウントから携帯のアドレスに転送をし、そのまま返信をしているので
私にとっては見ず知らずのアドレスです。
リターンのタイトルがなければ誰からのメールかもわかりません。
そこでこんな返事になります。

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〇〇くん(ですよね?)

こんにちは。助手の愛虎です。
寝坊とのこと、わかりました。
どうすべきかは自分で考えてください。

ところで、私はあなたの携帯電話のアドレスは知りません。
名乗りもせず、宛名も入れずにいきなりメールを返信してきても
誰からのメールかわかりません。
たまたま今回は〇〇君だけに送ったメールなので
リターンメールのタイトルから送信者が推測できただけです。

時間厳守ももちろんですが、メールの常識的な送り方など
大人として当たり前の行動をしてください。

署名

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1時間後、今度はこんなメールが来ました。

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時間も守れずメールでも失礼なことをしてしまい申し訳ありません。

冬季休業中なのですが大学にいらっしゃる日はあるでしょうか?もしいらっしゃるのであれば添削だけでもしていただければと思っています。
お返事のほうよろしくおねがいします。

署名

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はいは〜い、署名が付きましたね。宛名は相変わらずないけれど。
そして「返事のほうよろしくお願いします」って。
返事を要求するのかい。「返事をいただけたら幸いです」だろうなぁ。
という細かいところは、我慢して…

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〇〇くん

助手の愛虎です。
本日はおりますが、昼過ぎには帰宅します。
以降、年明け4日まで出勤しません。
なお、最終レポートは添削はしません。
(すでに添削事項を修正していることが前提だからです)
受け取るだけです。

署名

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昼過ぎと時間をぼかしたのは
「〇時には大学に行けますが、まだいらっしゃいますか?」
くらい食らいついてくれたら、少しは待ってあげようと思っていたから。
しかし現実は…

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わかりました。
今学期は諦めて来年度このようなことのないように努めます。
お手数かけて申し訳ありませんでした。
失礼いたします。

署名

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あらら、そう来るかい。
冬休み前を「今学期」と思っていないか
来年のことを「来年度」と言っていないか
ちょっと心配だったので、さらに返信をしました。
ただ、もう返信を受けとるのも面倒くさい…。

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〇〇くん

助手の愛虎です。
「今学期は諦めて」とは、年明けも提出しないということですか?
他の実験課題の提出状況にもよりますが、簡単に諦めて良いのですか。
返信は不要です。気が変わったら連絡ください。

署名

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そしてそのまま連絡はなく、仕事納めとなりました。
全然納まらない!

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2016年12月26日

良縁

今夜は職場の大先輩でもあり恩師でもある先生を囲んで飲み会でした。
時期が時期なので、今年最後の忘年会とも言えなくはない。
元々はサシでお食事(?)のお誘いだったのですが
せっかくなので先生に会いたいであろう近場の同期を巻き込んでしまいました。

公務員試験の勉強方法など教えてくれる先生なので
そちらの方向に進んだ学生は、結構先生のもとに足を運ぶ機会も多かったのですが
私は授業以外でお世話になることはあまりありませんでした。
しかし大学に戻ってからは、同じ科目で組むことが多く
それが今、私が授業をやるベースになっています。

まだ公になっていないのではっきり言えませんが、
そのお陰で、来年度からは先生とやった科目の多くで
今よりもいい形で授業がやれそうです。

「結局は人との縁なんだよ」
と先生は、ご自分が先生と呼ばれるような仕事をやるとは思わなかったと
仰っていましたが、私もまさにそれ。
不思議な縁でこんな仕事をしていますが、それがこのまま続くのか
また新しい縁で思いもよらぬ仕事になるのかわかりませんが
どう転がったとしても、やっぱりそれも縁なのですよね。
今のところ色んな縁に恵まれて、新たなつながりや復活したつながりなど
どれも良いお付き合いができていることに感謝です。

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2016年11月16日

出戻り

今日のお昼は組合支部の引き継ぎミーティングランチでした。
昨年秋に組合の執行委員を終え、しばらくはやることもないだろうと思っていたのに…。
昨年散々勧誘した結果、今年度に入ってじわじわと支部の人数が増えること9名。
支部から出さなければいけない代議員が1名増員になりました。
加えて、この秋から支部長になる予定だった大先輩が、定年まであと1年半。
支部長を変わってくれ、その代り代議員として残ると口説き落されまして…。
再び支部の役員になってしまった訳です。
執行委員のような負担はありませんが、組合に入って7年。
そのうち4度も何らかの役員をやらされる羽目になっているって…。

しかし「辞退します」とか「やりたくありません」とか言って
すんなり「あっそう、どうぞ」と言われるよりは良いのかもしれない。

というのも、年々TAの学生に期待をしなくなった。
プリントを配ってもらうくらいしかやってくれない科目も多々ある。
ティーチングアシスタントをしようとする気がさらさらないし、
といって事前に教えてまでやってもらうのでは、
こちらの負担がかえって増える訳で、本末転倒。

ですから「TAを休ませてください」と言われても、
はい、どうぞってなもんだ。いてもいなくても一緒なので一向に困らない。
すんなり休ませてもらえて良かった〜と思っているかもしれないけれど
裏を返せば“いらない”ってこと。

ということで「やって欲しい」と言われているうちが華だと思って
また1年みんなの処遇向上のために頑張ろう。

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2016年11月10日

復活

学科内の土木公務員コースというカリキュラムで開講された演習科目があります。
コースは無くなったが、科目だけは就職試験対策のために残ったのですが、
過去問を解いていくような内容なので、助手の丸投げ科目です。
今年は育休の助手がいて、秋には復帰の予定も保育園に入れずいまだ育休中。
で、彼女が担当するはずだったコマ数の一部を私が引き受けることになったのですが
測量やら、河川工学の過去問はそんなにあるわけでもない。
また、育休中の彼女は「エントリーシートの書き方」やら
「グループワーク」的なことをやっていたようなので
私は「文章力の演習」をやることにした。

こう言うと何やら難しそうですが、実は以前
土木業界や土木技術者について話すオムニバス系講義でやっていたことの使いまわし。
技術者こそ技術を伝えるためにきちんと言葉を話せることが大切 と
自分の計算力の無さを暗に肯定し(学生はそんなことはわからないでしょうが、笑)
まずは土木の小説を読んで、その本を読んだことのない人が「読みたいな」
と思うような図書紹介をしろ、という課題を再びやることにした。

そのまんまの使いまわし講義はあまりにひどいので、
その前に少し文章の添削の演習を作って、数題やらせてみたりして。

最近の学生はスマホを通して、某短文投稿サービスや某無料通話アプリ内での
いい加減な活字には触れるけれど、正しい文章からはすっかり離れている。
私も決して文章力があるわけではないけれど、その私から見ても
学生の書く文章は“文章以前”。
計算する力がないのだから、せめて口くらい上手くなっておけば
はったりで何とか乗り切れることもある(私の実体験!? 笑)
ということで、少しでもその訓練になればと課題を復活させてみました〜。

もちろん全ての図書紹介は添削をして返却するつもりです。
12月の最終週に提出させるので、この添削は私の冬休みの宿題。
やるからには、しっかり赤を入れさせてもらおう!

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2016年10月26日

常識以前

先週の金曜日、製図室に財布の忘れ物があしました。
授業時間外に再提出課題を進めていた学生が忘れ物に気付き、知らせてくれたのです。
製図は座席を指定して座らせています。
平行定規といった精密なものをきちんと管理したいから。
よって、忘れ物のあった座席と財布の中のポイントカードの名前で
誰の財布か特定することができたので
本人に財布を預かっている旨、大学のアカウントにメール連絡しました。

-------
Mくん

こんにちは。助手の愛虎です。
製図室に財布を忘れて帰っています。
私の方で預かっています。受け取りに来てください。

ちなみに本日であれば17時まで
明日は13時〜13時45分、14時30分〜15時
来週であれば火曜、金曜以外対応可能です。
いつ取りに来るか連絡をください。

[署名]

-------

これが金曜の2時半ごろに送ったメールです。
ところが…

連絡が来ない。
定期でそのまま家に帰れば財布を使う機会はないかもしれない。
土日もずっと家にいたら、財布は使わないかもしれない。
でもさすがに月曜の昼になればごはんも食べるだろうし
気付くだろうと思ったのに…。

で、今日の3講時目と4講時目の間に返信が来ました。

-------
返信遅れてすみません。
今日取りに行けます。

-------

でた〜!イマドキな学生のメール。
今日取りに行けるって、行ける じゃなくて行って良いかまず聞けや!
しかも今日のいつなんじゃい!
それまで部屋に張り付いたまま、待ってろっつーのか?

-------
Mくん

助手の愛虎です。
連絡がなく、心配していました。
製図準備室に来るように。

何時頃になりますか?

愛虎

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どうやら4講時目に授業があったようで30分経っても返事がきません。
そこで明日来るようにメールを打ち始めたら、ちょうど返信が届きました。

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すみません…
4限終わりに行けます。

-------

だーかーら
すいません“…” じゃなくって。
行けます じゃなくって。
それに“4限”と言われればわかるけどね。
「4限終わり」なんて学生同士の会話じゃないんだから
「〇時に伺います」と言ってくれ。
もう愛虎的には黙っていられません。

-------
Mくん

助手の愛虎です。
当初、水曜日は対応可能としていましたが、
その後予定が入り、16時から予定が入っています。
16時までに取りに来れないようであれば、明日にしてください。
明日の〇時〜〇時の間に製図準備室に来るように。

それから友達同士でメールをしているわけではないのですから
一番頭に宛名を入れること。文頭で名乗ること。
そして最後に署名を入れること。
大学でのメールはビジネス文書同様きちんとした体裁で書くことを
心がけるようにして下さい。

愛虎

-------

小姑のようで嫌なんですが、教育的指導(?)をさせていただきました。
本当は用事もないんです。でも早く返事をしないと
相手の予定もどんどん変わるのだぞ、ということも知って欲しくて
あえて断らせていただきました。(ちなみに4講時目は16時半に終わります)
するとさらに17時過ぎ。彼から返信が。

-------
愛虎さん

Mです

了解しました。


-------

 

うん、宛名もあるし、名乗っているし、署名もあるよね。
でもオマエは手紙などの宛名を書く時に「〇〇さん」て書くのか?
コレ、ふざけているわけではないよね。
予定が入っている体なので、もう返信はしていません。
もっともその気力もありません。

が、明日彼が訪ねて来たら、当然もうひと言 言わせていただきますが。
“若者のメール離れ”なんて言いますけれど、
そんなひと言で片付けてはいけない常識以前の問題のように思えます。

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2016年10月22日

グローバル化

今日は父母懇談会のため出勤でした。
父母懇談会…、大学でのお話です。

以前から父母懇談会はありました。
希望者には個別面談もありますが、この対応は
指導教員(=研究室を持っている講師以上の方々)がするものだったので、
「他大学で増えているとは言え大変ね」くらいにしか思っていませんでした。

しかし今年からは、キャンパスを統合した影響で個人面談会場が狭くなり
二部制になりました。
よって最初は全体が合同の説明会。
個人面談は前半のグループと、1時間後の後半グループに分かれることに。
すると後半面談グループに不公平感が出る。
そこで
前半面談グループは面談後に学内ツアー
後半面談グループは面談前に学内ツアー
とすることで、不公平感をなくそうという苦肉の策!?
(開始時間から二つに分け、全体説明を2回やれば済む話だと思うのですが)

かなり無理矢理作ったメニューですわ。
学内ツアーと行っても学食や図書館を見せても仕方がない。
それぞれの学科の専門性の高い実験室をめぐることになったので
それぞれの学科から何人ものスタッフが駆り出されることになりました。
オープンキャンパスのように子供向けではないので、体験させたり
視覚に訴える実験をやってみても、普段の授業とは違うし
学科長も「初めての試みなので、臨機応変に―」と
ボンヤリとした指示しかくれないし…。

どうしても早い時間に面談をしたいとの希望があれば、
大学で用意したブースではなく、別室で対応するなんてことも言っていたので
案外、見学ツアー希望者なんて数名かもしれないなんて思っていたら…

軽く20名はいらっしゃいましたよ。
しかも本来専門外の私の半分はったり説明に
学生や受験生よりも真剣なまなざしで頷いておられました。

皆様、熱心でいらっしゃる…(苦笑)。
閑古鳥が鳴いたら、このツアーは来年はなしかと思ったけれど
このぶんだと来年も―


しかしそもそも大学生の“保護者”って…。
しかも2年生の途中で成人するのだから“保護者”っていう言い方自体おかしい。
海外で親が大学に子供の様子を聞くなんて感覚あるのだろうか。
グローバルな人を育てる とか グローバルスタンダード とか
やたら口にしますけど、英語がどうとか何てことよりも
海外の学生のようにまず親離れ(=子離れ)から進めてみてはいかがでしょうか?
ま、私には学内でそんなことを口にする発言権はございませんが…。

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2016年10月10日

半島めぐりの旅 岩手編

この週末、恩師の半島めぐりの旅に同行しました。
企画は全部先輩やってくれ、現地では恩師の旧知の地元のKさんが案内してくれたので
私はそれに乗っかって、ただ旅行(?)を楽しんでいる状態でした。

岩手で半島といえば、三陸海岸。つまり3.11の被災地でもあるため
現場はまだまだ痛々しい状態でした。
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初日の土曜日は岩手も雨。
ただ視察時はポツポツ、シトシトだったので傘いらずでしたが
移動中は雨が結構強く、車中から写真を撮ることはできず残念でした。

そんな訳で、行程も当初の予定ではなくKさんのアドバイスで効率よく――
土曜日は宿泊先の釜石から一番遠い田老町から攻めていきました。
田老町は半島ではありませんが、先生のリクエストで例の堤防や観光ホテルを観てきました。
手前側の建設中の堤防とその奥に補修した古い堤防。
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建設中堤防の横には鮭のふ化場があり、鮭が一匹昇ってきています。
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X状になっている堤防上に登って。その下には工事の案内板
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宿泊は釜石の三陸海岸グランドホテル。
その名の通り、目の前が海。ただし高い防潮堤が建っています。
高さは欲しいけれど中も(海も)見たい!ということなのでしょう。
アクリル(?)の窓がついています。
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夜のお食事は食べきれないほど豪華でした〜。特にその場で炊くタコ飯が絶品。
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夜はもちろん部屋飲み。
Kさんが持って来てくれた自家製のブルーベリージャムとクラッカー。美味しかった〜。ネット販売はしていないそうなので、岩手で買ってください!

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2日目は本題の半島めぐりです。
まずは北側の重茂(オモエ)半島から行きました。半島の付け根にある津軽石水門。
地質図と地形図と比べて。宮古湾の一番奥にあり、湾が狭まっているので実際の津波の高さがさらに高まって襲ってくる。図面を見るとそれがよくわかります。
また地質によって人が住める(住みやすい)ところもわかります。

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真砂(マサ)の海岸と奥に見える風化した花崗岩。Kさんの知人のやっているブルベリー畑でちょっとブレイク!
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音部の漁港。ここでも鮭があがってきていました。今度は安山岩。
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弁天島の近くのあわび種苗センター。前夜のあわびもここで育ったのかしら?
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本州の東端、重茂半島の魹ヶ崎(トドガサキ)へ続く道。
灯台があるのですが、「喜びも悲しみも幾歳月」という映画の舞台だそうです。

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千鶏(チケイ)の漁港。
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お昼です!Kさんおススメの食事処。山田町の釜揚げ屋。有名人の色紙も並んでいました。
何と言っても松茸ごはんのランチセットが700円は安いっ!!
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腹ごしらえをして、午後からは船越半島をめぐります。
付け根とその先の2ヶ所にくびれがある面白い形の半島。
花崗岩のところがくびれになっていて、水があるから人もいるとのこと。
まずは付け根のくびれの南側にあたる田ノ浜地区。奥は昭和8年の津波で移転した集落。この地区を守る堤防。海はすぐそこ。
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田ノ浜地区の南にある旧タブの木荘にある看板。半島の先へはやはり徒歩でしかいけません。
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東側のくびれの北側大浦の漁港。少し上がったところに津波の碑がありました。碑の位置から港を見下ろすと津波の高さに愕然とします。
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ちなみにあとでわかったことですが、この地区には大浦虎舞という民俗芸能があるらしい。虎!見てみたい。

東側くびれのもう一方、小谷鳥。堤防を直しています。その堤防に守られている地区(右)。
災害の対策は費用対効果だけでははかれない難しさがありますね。

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車道がある一番端。漉磯。
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木が枯れているところはだいたい津波が来たところです。

最後の見学地。岩手船越駅。駅は閉まっています。
振り替え輸送の案内に『平成24年4月2日〜当面の間』となっていましたが、いまだ“当面”なのですね。
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そしてあとはお土産を購入して新幹線へGO!
宮古周辺は松茸の産地のようで、前日から道の駅やスーパーなどで
都心では考えられないほど安い松茸が売っていました。
帰りに買って帰ろう♪と思っていましたが、視察終了後の夕方には売り切れ…
やはりそれだけお買い得ということだったのですね。
でもおいしそうな舞茸があったので、買いました。
それから山田町名物(?)生せんべい。先生の奥様がおやつに買ってくれて美味しかったので。
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2016年10月04日

カラー

非常勤講師に行っている大学は、後期が始まってすでに3週。
先週は巻尺だけを使う実習(距離測量)を行ったため
今日が「測量器械」を使う初めての回。
まずは比較的据付けが簡単なレベルを使った実習を行った。(昇降式水準測量)

手伝いで行っていた2年間を含めると4年目にあたる今年。
例年は課題のデータを取り終え、地盤高の計算をし、精度が悪く再測する班は
1班くらいという感じなのですが、今年は一班も計算まで行かず
1班は10分くらい時間を超過してようやく終わるというスピードの遅さ。

hyousyaku.jpg座学の時間に実習の説明をすると言ってあるのに
ほとんど話を聞いていないのか、本来1o単位で読むべき標尺の数値を
1センチ単位でしか読まない班が2班。
確かに標尺というものは一部2oと3oを組み合わせている
ところはあるものの、最低の目盛は5mmピッチ。
その5ミリの目盛を1/5のサイズまで読み取ります。
にもかかわらず、親切で書かれているセンチ単位の数字までしか読んでいないのです。

さらには測量機器の台座の下には器械が水平になるように調節するための
「整準ネジ」がついています。
  AutoLevel.jpg
上から機器を見ると正三角形の頂点の位置に3つのネジがあって
整準ネジを回すことでそれぞれの高さを微調整し器械を水平に据付ます。
三脚をほぼ水平にすえつければ、整準ネジはそれほど大きく動かさなくても
整準することができます。
ところがこのネジを回し過ぎて、望遠鏡から整準ネジが外れてしまった班が2班。
ネジは無制限に伸びてくるわけはないのに、際限なくネジを回し続けたら
ネジがはずれるか、ネジがバカになるかのどちらか
というイメージがないのか…。

これまで特に「ネジは回し過ぎない」という説明はしたことはないが
一度も望遠鏡から外れてしまうほどネジを回しきる学生はいなかったのに
今年は4班中2班もそういうことが起きるというのは
学年カラー

半年後には社会に出る4年生相手なので、
そんなことまで言わなくたってわかっているだろうと思っていましたが
細々と言ってあげないとわからない学年かもしれません。
他所の大学ながら、ちゃんと社会人になれるのか?と心配になってしまいました。

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2016年09月26日

嬉しくもあり…

先週末から授業が始まり後半戦開始です。
そんな中、不意に4年生が部屋に訪ねてきました。
春に何度か私の部屋に来て、公務員試験の測量学の過去問について
質問に来た学生でした。

「あの〜、希望通り〇〇から内定が出まして、そのお礼を…」と小さな包みを一つ。
そういう気遣いができるような学生だと思っていなかったので少し驚きました。
  160926-01.JPG
実のところ学力の方もそれほど高かったわけではなく
測量学の質問も「いまさらそこ?」と言いたくなるような質問もあり
果たして公務員に受かるのだろうかと思っていたので
忙しい時間に来られたりすると内心少し面倒に思っていました。

ということで、特別難しい問題について解答したわけでもなく
「ここは公務員試験対策の授業でやったでしょ。まずはそれを見ながら自力でやりなさい」
とあっさり対応したこともあったのですが
彼曰く「教えてもらったところが出て、助かりました」とのこと。
どうやら授業でやったことも含めて2問くらい同じような問題が出たようです。

思いがけない贈り物に、嬉しい反面
こちらは日々の対応の一部程度に思って受け答えたことが
相手にとってはもっと重いものになっていることに責任の重さを感じました。

しかし、教えた解答が間違っていなくて本当によかった〜。

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2016年06月29日

学習能力

我が校では現在、校舎を新築している。
それに合わせて学内の広場もガラッと改修する予定だ。
ただ、行程表では広場は8月に入ってから工事開始となっていたが
今日、気がついたら芝生周りの樹木の一部を移動し始めていた。
それもかなり大きな木を移設できる程度にゴソっと土をつけたまま掘り起こしている。

明後日にはその場所で測量実習がある。
芝生の中ではトラバース測量を、
広場全体では平板測量をやっている。

大急ぎで庶務課に確認し
金曜の作業はないこと。
樹木を移動した後の穴は埋め戻してもらうこと。
今後の作業は春学期の実習が終わるまで中断してもらうこと。
を約束してもらった。

数年前にこんな事件があって
その後も付属校のバスの乗り入れなど容赦なくしてくるので
わざわざ実習時間帯の「施設利用許可届」をだして、
いざという時、こちらに使用権があることを主張できるようにしている。

それなのに…
相も変わらず今年も付属校のバスの乗り入れがあって苦情を言ったばかり。
そして今回の測量実習場所掘り返し…。

平板測量は動かない地物はすべて記録を取れと指示し、
「あのマンホール動くってことにしませんか」と軽口をたたく学生に
「今、動かして見せてくれたら、取らなくて良いよ」などとこちらも言い返していたのに
樹木が動いちゃってるじゃん!
ヤツら面白半分に
「木は動くので取らなくていいですか〜(笑)」と言いそうだわ。

授業優先なので本来はいりませんと言われている「使用許可」を
取っているのにもかかわらず、再三繰り返される実習に支障をきたす行為。
いったい我が校の情報共有はどうなっているんだ?
いい加減学習して欲しいわ。


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2016年06月25日

つなぐ

今宵は大学研究室のOB会でした。
先生が喜寿を迎えられたため、その記念のOB会となりました。
我々の8期上の先輩を筆頭に全部で28期。
そのうち今回は50名弱が先生のもとに集まった。
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こんな時、大学に残っている私がほぼ幹事として
動く役割になるのですが、何と言ってもやる側からしたら
大盛況であることが一番うれしい。
これは先生の求心力によるところが大きいとはわかっているのですが
それでも、ともかくまず人が集まってなんぼと言いますか
半分以上成功したに等しいと思えるから。

最近では皆の年齢があがってきて、感覚的の年齢差が縮まりつつあります。
かつてはできなかった仕事の話などもできるようになり、不思議な感じがします。
近年こうした縦のつながりを繋げておくことが難しくなりつつある中、
こうした縁が残っているのは有難いですね。
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2016年06月16日

不可

妊娠した女子高生の体育実技要求について問題になっている。
そもそもの報道が偏っているし、それらに文科省や弁護士が過剰に反応している。
妊婦や子育てに関してはすべて当事者が“正”のような
おかしな風潮になりつつある。
偏った報道なので、断片的にしかコトが見えない。
かなり悪意ある報じ方にすら感じるので、これらの情報だけで推測するのは
危険なことではあるけれど(逆に女子高生が一方的に悪く言われる可能性もある)。

今や日本は高校進学はほぼ当たり前。だから何か勘違いしているのでは?
高校は義務教育ではない。これを大学に置き換えれば簡単じゃない?
妊娠した学生が仮に妊婦のまま授業を受け続けたとして――、
一般教養の体育を妊娠を理由に欠席をし続けたとする。
当然「不可」ですわ。

体育じゃなくたって、妊娠していて実習に参加できません。
となれば、迷うことなく「不可」ですわ。
休学して、子育て終わったら復学してね。で、終了〜。
って私なら対応してしまいます。
(それとも少子化の今、こういう対応すると大学からお咎めをくらうのか!?)

だってそうでしょ?
怪我や病気だって、考慮はしても欠席が出席になんてならないし
授業を出ていなくても、試験が受けられなくても単位取得なんて有り得ない。
体調管理も仕事のうち、ではないけれど大学生ともなれば
社会に出てからのことを見越して、そう指導しますよ。

授業はまともに受けられないけど、単位はちょうだいなんて
産休するけど給料は満額でね、というのと同じじゃない?

子育てにやさしい国というのはルールもマナーも無視して、何でも許すことではない。
何もかも抱えたまま“宝”を手に入れるなんてことは有り得ない。
得るためには放すものもある。それを選択するのは自分。
それくらい子宝って得難いものなのですよ。

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2016年06月07日

イメージ力

前期も2か月が過ぎ、授業も後半戦。
担当するCADの授業では最後の課題に入ります。
一般街路標準図というのを書かせるのですが、ようするに極々一般的な
国道や県道の平面図と横断面図、そして詳細図を描かせるというもの。

最寄駅から大学への通学路は国道伝いに歩いてくるので
一般街路のお手本のような道を歩いてくるわけです。
本当ならば図面を見て何が描かれているか読図したうえでCADに描いて欲しいのですが
「図面に何が書いてあるかわかる?」と聞いても返事がない。
そこであらかじめ通勤中に写真に撮っておいた道路を見せて説明するわけです。
(こちらはわざわざ歩道橋に登って撮ったりしているのです)

最近の学生は空間認識力がものすごく低い。
立体から平面、あるいはその逆がイメージできない。
写真を見せても「なるほど」でもなく「わかった」でもない
―いや、何なら「わからない」でも良いのだけど(笑)―
様子を見ていたら、老婆心がフツフツと湧いてきて
「通学中、歩きながらスマホなんか見ていないで、よく観察して下さい。皆さんは特に土木なんだから、街の様子はよく見て!皆さんがやるのはそういう仕事だから!」
と言っていました。

実体験として、こういう段差は危ないとか、こういう角度だと車が曲がりにくそうとか
この幅だと、この傾斜だと車椅子がとか
さらには、駅前のこの動線がとか、この看板は街並みに合っていないとか、
そういうことを実際に体験してつかんで欲しいのだけど。

現実には外のものは何も見ず、手元の5インチの世界で完結している学生の多いこと。
だからいくらその画面の中からで情報を得てもイメージできない。
1メートルの直定規をみて「この1000って1メートルですか?」なんて聞くような子
ネット検索で「全長○メートルもある」って文章を見て
大きさをイメージできるのだろうかと思ってしまう。

数日前、教育界のおエライ方々が、教科書をタブレット化しようなどと
馬鹿げたことを言っていたが、こういう現実をわかったうえで言っているのかしら?
自分の感覚で、タブレットをなぞると回転するカブトムシを見て
「わ〜すごいなタブレット♪」と思っているだけでは?
それが証拠に、小学校から情報処理の授業を導入している割には
学生は無駄な(正しくない)ネット検索能力だけしかつけて来ない。
基本的なエクセルもワードもお手上げな子が多い。
それと同じようなことが起きるだけな気がしてならない。

私はあのニュースの映像を見て、近い将来
例えば製図で展開図の課題を出したときに
「先生、図が回らないとわからないんですけど」などとほざく
学生が出てくるのではないかと、今からヒヤヒヤしている。
その時私はどこまで我慢出るかな?

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2016年06月02日

400

仕事を早々に片付けて、世田谷美術館へ行ってきました。
4月からやっている企画展
竹中工務店四百年の夢―時をきざむ建築の文化史―』を見てみたくて。
建設業の歴史だから、仕事と言えば仕事だし。
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初代の竹中藤兵衛正高は織田信長の時代の人なのですね。
そりゃあ確かに400年の歴史にもなります。
江戸時代から明治の初めの資料は当然少なかったですが
絵図(図面)や錦絵に描かれた建築物などは興味深く見ました。
明治の後半から現代までは、とにかく圧巻の資料の量!
個別の会社の建築物だけで展覧会を開くこと自体珍しいので
社をあげての気合いが入っているのはわかるのですが
少し多すぎて“おなかいっぱい”状態だったかもしれません。

また一般の方々を意識してか、建物の外観の写真の羅列という感じも少々残念でした。
そうした建物の写真よりも図面の方が小さく縮小されてしまってよく見えない。
建物は現物を見に行くこともできますし、
そんなに大きな写真でなくても建築物のデザインはわかるけれど、
図面は実寸――少なくとも70〜80%のサイズでみたかった。
あるいはもう少し中の構造等がわかる部分の写真とか…

展示物は写真だけでなく、パース(完成予想図)や模型といった形でもあったのですが
設計図やパースの手書き図面は本当に美しい。
機能美というか、無駄のないレイアウト、CADでも出せないのではないか
というほどの細やかな線。
まさに芸術品です。
対してCADで書いた図面やパースはあまり魅力を感じないなと。

図録にもっと大きな縮尺で掲載されていたら
授業の参考にもなるので購入しただろうけれど、
展示と同じような比率で設計図をやたら小さく掲載していたのでやめておきました。
そういう意味では展示方法が少しもったいなかったような気もします。

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2016年04月18日

覚悟はいかほど?

月曜日は3週だけ担当している授業がある。
我が学科には昨年度まで4年ほど土木公務員就職を売りにしたコースがあり
そのコースの必修科目として試験問題などをひたすら解くという演習科目でした。
今年度からはそのコースは完全に無くなり、選択科目として残っているもの。
以前はオールラウンダーのベテラン助手が一手に引き受けていた科目でしたが
みなさん退職されてしまったので、昨年から私を筆頭に若手助手で分担して
その科目を引き継ぐことになった。

私は測量を担当。
第1回目の今日は、公務員試験問題を解くためのスタートラインにいるかどうか
確認してもらうために、ものすご〜〜〜〜く簡単な演習問題を解かせた。
他大学での非常勤では定期試験に使った問題で解答時間70分を想定したもの。
どんな教科書・参考書・資料を持って来ても良いから、1コマ(90分)で解いてみてね。
とやらせたのですが


結果は惨敗。
前半の水準測量(足し算引き算ができれば解ける)の昇降式、器高式の問題、
角測量の平均角の問題(それもたった1問)でほぼ90分を費やし
後半のトラバース測量は手が付けられていない状態…。

あまりの酷さに、ついついお小言が出てしまいましたよ。
履修している学生の半数くらいは公務員試験を視野に入れているという。
それなのにあまりのやる気の無さ(やる気があれば解ける程度の問題)。

先週末、皆さんも知っての通り大きな地震が起きたけれど――
特に公務員になりたいと思っている人たちは家族なんてさておき、
出動することになるんですよ。
そういう時に身の回りにどういう物が残っているかわからないけれど
その時手元にある資料を使って何か判断したり、指示を出す側になるんですよ。
新人とか専門外とか関係なく、判断を求められる、そういう仕事です。
自分で考えたり、こういう時は何を調べたら良いかということができないなら
そういう自覚がないなら、公務員なんて受けない方が良いです。


勢いに任せてついつい一気に話してしまいましたがシーーーーン。無反応…。
その後、解答解説をして質疑がないか聞いてもシーーーーン。
東日本大震災の際には苦労した後輩も見ているので、
どうしても伝えたくなってしまったケド、脅し過ぎちゃったかなぁ…。

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2016年04月13日

お引越し

2ヶ月ほど前にココで話題にしましたが、年度末で
職場で使っているリースのPCの契約が満了となりました。
一応返却までには少し猶予がありまして、それが今週末に迫っております。

契約満了年を1年勘違いしていて、新たなリース申請はしておらず
自分で次のPCを準備しなければならないが、
PCを買うほどの予算は残っておらず、新年度になってから買うしかなかった。
昨年までは3月の頭で締め切られる伝票処理日後の備品購入は
新年度の予算で落とせば良かったが、今年からは会計年度の日付がうるさくなり
新年度の予算は4月1日以降の日付の伝票しか受け付けなくなった。

仕方なく自宅の使っていないWindows Vista機を職場用にして、
あわよくば学内用のWindows7にアップグレードしてもらって
7月までにはWindows10にと考えていましたが、
大学の情報センターに掛け合ったところ、大学の予算で購入したPCでなければ
できないと言われ断念。

といって普通にPCを買おうとすると高額商品になるため
大学から相見積もりをとってもらって購入という手順が必要になる。
そんなことをしていたらPCの返却に間に合わない!

仕方なくネットで中古PCの物色を続け、4月1日の深夜(なので4月2日)に
ようやく購入に至った訳です。
(4月1日を待っている間に2〜3台、目をつけていたPCが買われていった)

商品が届いたのが授業開始日の5日。そこからPCの設定が始まりました。
しかし、授業もやりながらとなるとどうしても取り急ぎ返却するPCに入ったデータから
プリントを作ったり、出欠の管理をしたりと
なかなか一旦PCを止めてPC引越しの作業に専念できない。
しかもどうせPCを引越しするのだからと、新しいPCの方は
先にWindows10にアップグレードしてしまったから、なお面倒。
やっぱり今までとは使い勝手が全然違い、いちいち検索しながらの設定になり
遅々として進まない…。

明日、ようやく授業が何もなく1日それに費やせそう。
(と言っても、明後日の授業の準備はあるんですけどね)
明後日の返却期限に何としても間に合わせなければ!

しかしPCを買い換える度に思うのは、もっと簡単に引越したい!
いや、そもそも10年、15年使えるものであって欲しい。

posted by 愛虎 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする