2017年05月28日

“疑惑”のおさらい

あの“疑惑の”WBA世界ミドル級王座決定戦から1週間が経ちました。
遅ればせながら、ようやく録画で試合を見ることができました。
その後WBA会長の(人気回復のため?)のコメントなどもあり
“疑惑の”ジャッジのイメージが定着した中で
雑音を消して試合を観ることは難しく、後出しと言われかねませんが
無謀にも久々に愛虎的視点で採点してみました。

エ|   8999  999|112
――――――――――――――
村|999    99   |115

村田選手が勝っていると思います。
が、アメリカのジャッジやWBA会長の言うほど一方的ではありません。
本当に迷ったのは9、11、12の3ラウンド。
ラウンドマスト方式ですから、有効打の数(本当にわずかな差です)、
それすら拮抗していれば手数でどちらかに振りました。
特に最後の2ラウンドは、日本開催だからということも働いて
村田選手につけましたから、これがエンダム選手にいってしまえば
114-113でエンダム選手かな?ということも可能性としては0ではない。

しかし逆に、9ラウンドとやや迷った10ラウンドが村田選手にいけば
WBA会長と同じ採点となり117-110で村田選手になります。

いずれにしてもパナマ、カナダのジャッジのような大差で
エンダム選手は、ちょっと考えにくいように思います。
よほどアンチ日本のジャッジなのでしょうね。

ただニュースのダイジェスト映像ですと、4Rのダウンも強烈に見えましたが
思ったより効いてなかったように思います。
ダウンしたタイミングも後半だったため、
すぐにインターバルに入れたこともエンダム選手にとってはラッキーでした。
ただ、その後は脚に力が入っていなかったです。
そこをポーズでもなんでも手を出してごまかしていたのはうまかったです。
そして、ロープ際の体の使い方もうまかった。
ロープの反動を利用してダウンを防ぎながら、力を逃しているのではないかなと思いました。
黒人特有の体の柔らかさがあるので、上体を大きく使って力を逃す。
すると見た目はパンチが当たって仰け反ったように映ります。
それが証拠に試合後、村田選手の顔も綺麗でしたが、エンダム選手の顔も綺麗でした。
ボクシングの面白さ云々を抜きにすれば、あのように足を使って逃げるスタイルも有りです。
またジャッジするのはそのラウンドが終わった直後ですから、後半、それもラスト1分とか30秒で
手数が出ると、前半の単発のクリーンヒットの印象は薄くなります。
その使い方もうまかった。

7Rあたりまでは確実に脚にきていましたから
あそこはもっと村田選手から先に手数を出して仕掛けなくては
相手に休憩時間を与えるだけだと思いました。
そこで仕留められれば“疑惑の”判定に持ち込まれずに済んだのですが。
8ラウンドには再び序盤と同じ戦い方になって、ジリジリと間合いを取るだけ。

個人的には打たれずに打つ、これが理想のボクシングです。
そういう意味では村田選手のボクシングは完璧です。
自分の間合いをしっかり保ち(しかも相手がそれを嫌がっていた)、
射程距離に入ったところで、ヒットを放つ。
ただ今回のように明確にヒット数の違いがない判定になると難しい…かな。

WBAの会長がいくらお詫びしたところで裁定が覆るわけでもなし
再戦をというならその優先順位も保証して欲しいし
タイトル戦承認料も日本側には求めないで欲しい。
“お客様”である日本へのご機嫌伺いだけのコメントでないことを祈ります。


◎ ラウル・カイズ・シニア(アメリカ)
エ|  98999 9999|110
――――――――――――――
村|99     9    |117

◎ グスタボ・パディージャ(パナマ)
エ|   8 99     |116
――――――――――――――
村|999 9  99999|111

◎ ヒューバート・アール(カナダ)
エ|   8999     |115
――――――――――――――
村|999    99999|112

◎ ヒルベルト・メンドサJr.WBA会長
エ|   899999999|110
――――――――――――――
村|999         |117

※ 採点の空欄は10ポイント


posted by 愛虎 at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月26日

日ごろの行い

週末の最後の最後、疲れに追い打ちをかけるように測量実習がある。
かつては週の中頃、それも昼休み後の2コマだったのでやりやすかったが
非常勤講師のが測量をやるようになったことをきっかけに時期に昼休み後に
座学1コマからのぶっ続けで2コマ実習になった。
ですから本当に週末の一番最後にこの科目がある。

大人だってたまにはサボりたくなるものです。
まして今日のようにあれだけ雨が降っていると
「このままなら今日は臨時休業になるか♪」と少々期待してしまうものです。
これはプレ金ができちゃったりするのか?と本気で思っていました。

ところが、日ごろの行いの良さからか昼過ぎにピタッと雨がやみ
実習実施可能に!
すっかり雨天中止モードでしたから、モチベーションの切り替えが…(苦笑)。
途中で再び降りだすのではないかと空模様をうかがいながらも
予報に反して、最後までパラリとすることもなく授業終了。

結局プレ金もお預けだったわ、と思いながら帰り支度を急ぎましたが
その頃になって、思い出したかのように1粒2粒と落ちてきました。
残念ながら実習中、部屋で乾かしていた傘をまた濡らす羽目に。

本当に実習時間だけピタッと止みやがって!
…って、実習的には素晴らしい天気だったわけなんですけどね。
日ごろの行いが良いんだか悪いんだか!?

posted by 愛虎 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月25日

それにつけても

「それにつけても」と言われて真っ先に思い出すのは、
かなり多くの年代で“カール”ではないでしょうか。
そんな明治のカールが業績不振で販売を停止するという。

売り上げはピーク時の3分の一とかで、今後はチーズとうすあじの2種類だけを
関西地方のみで販売するにとどまるという。
「おやつはカール」のキャッチコピーも決して大袈裟ではなく
定番のお菓子のうちのひとつだった。
まさか業績不振に喘いでいたとは知らず、そういや最近食べていなかったな。
だけど、大人のカールとかもあって、それも好きだったけれど。

無くなることのないいつでも食べられるお菓子だと思って
確かにあまり買わなくなっていました。ごめんなさい。
50年も続いたお菓子だったのに、こんなことになるなんて。

このニュースを聞いて、無くなっちゃうなら買わなきゃ!
と案外売り上げが盛り返したりして。
もちろん私も生産が終わる8月までに、一通りは食べたいと思っています。

posted by 愛虎 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月24日

PR不足

とあるSNSの投稿の中に、すごい記念日を見つけました。
明日、5月25日は

 主婦休みの日

なんですって!
主婦のみなさ〜〜〜〜ん、明日は主婦を休んで良いそうですよ!?

本当かいな?と調べてみたら
なんでも『リビング新聞』が2009年に制定とか。
それも明日だけでなく、この他に1月25日、9月25日も「主婦休みの日」なんですって。
(読者アンケートで決めたらしい)

新聞社が勝手に決めた日だからなのか、全然PRしてくれませんね。
こういう日こそ、プレ金並みに――ちなみに今週末もそうですが(←しつこい、笑)
宣伝してくれて良いと思うんですけど〜。

もしこれをご覧になっている男性がいたら
(と言っている時点で「主婦=女性」としてしまってますが)
「今日は『主婦休みの日』らしいから、休んで良いよ」と言ってあげて下さいね。
父の日前に、かなりポイントアップを計れるのでは(笑)。

posted by 愛虎 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

顔ブロック!?

Ukoのサロンで取り扱っている化粧品会社で、年に一度の技術大会がありました。
仕事のやりくりができたので、午後から見学。
親戚や同級生もエントリーしていたので、応援もするつもりで行きました。

時間があれば以前からよく見学に行ったり、記録映像を頼まれたり
その他の地域のイベントに参加したりしているのと
一応世間一般の双子並みにUkoと顔が似ているようなので
受付はほぼほぼ“顔パス”だろうと思いながらも
あらかじめ貰っていた無料チケットを持って出掛けました。

そして受付でサロン名と担当者であるUkoの判が押されたチケットを手渡すと
「え?こちらで受付なの?」
と聞き返されました。
「え?えぇ受付…」
「ギャラリーで?」
「はい、ギャラリーですけど」
「どこの?」
「あ、あの…そこに書いてあるCベルのUkoの…」
「ギャラリーで?」
「ギャラリーです」
何だか噛み合わない…。
すると横の受付担当の方が気付いたようで怪訝そうにしていた人に
「いいのよ。あなた、この方Ukoさんのご姉妹よ」
さらに他の人も
「そうよ、やだぁ。みんな気付いていたわよ」
と言うと、やっと納得の顔になり
「あらまぁ、失礼しました。こちらにお名前を書いてください」
とようやく受付をパスできまして…(笑)。

どうやら最初の受付の方は、私をUkoと思い込んでいたようで
審査員のはずなのに何で審査員服も脱いで、ギャラリーとして受付をするの?
ランウェイの司会もあるはずなのに何なの??
自分でチケットを受付に出してギャラリーの動員実績数を増やそうとでも???

との疑問から、私にとっては何だか噛み合わない会話になってしまったようで。
“顔パス”でいけると思っていたら、逆に“顔ブロック”がかかりました!?

こういう会場ですので、Ukoには全然及びませんが
愛虎的にはメイクをいつもの1.2倍増しでやってみたので似ていたのでしょうか?
その後も何人かに「Ukoさんかと思った〜」と声を掛けられたり
会場となったホテルのラウンジで、見知らぬ人に会釈されたり。
ちょっと勝ち誇った気分です。

posted by 愛虎 at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月21日

困ったことは

母に付き合って久しぶりに銀座へ。
画廊で素敵な時間を過ごしましたが、一たび外へ出て
歩行者天国を歩くと聞こえてくるのは中国語ばかり。
すっかり興ざめしているところに何やらマイクを持って近づいてくるお兄ちゃん。
「あの〜、ちょっとお時間ありますか?ビビットという番組なんですが」
良かった〜。日本人に見えたのね(笑)。
お時間がないわけではないけれど、つまらない街頭インタビューなら時間はない。
「何なんでしょう…」
即断らないから、好感的だと思ったか?
「日常の何か困ったことを聞いているんですが――」
「困ったこと?」
唐突に言われてもすぐに思い浮かぶほど困っていない。
「あ、例えば〜、誕生日ケーキになんで年の数のロウソクをたてるとか
 そういうことを番組で解決するというか――」

「くだらない。つまらない。」
ごめんなさい。思わず本音が出ました。
どうせネットか何かで調べて答える程度がオチ。
北朝鮮とか共謀罪とか小池都政とか質問によちゃ言ってやるぜ!って構えていたのに
なんだそりゃ?と。

しかしそう言って断ってから、10mほど歩いてから
しまった〜!テレビのそういう“くだらなさ”に困っていると言えば良かった〜!
思いついたもののあとの祭り。
皆が同じ論調でしか取り上げないとか、印象操作が甚だしいとか
スポンサーに不利なことは取り上げないとか
あ〜いっぱいあった。困っていること(笑)。
ま、言ったところで絶対にヤツラは都合の悪いことは使いませんけど。
変に切り取ったり、端折ったりせず使ってくれるなら話しますが?
と言ったって、絶対に使ってもらえないし。

それにしても平和ですね。ニッポン。

posted by 愛虎 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

悲願は次に持越し

今夜は注目のボクシング世界戦があった。
48年ぶりに日本ボクシング界に金メダルをもたらした村田諒太選手の世界タイトル挑戦。
1位のアッサン・エンダムと2位の村田選手のWBA世界ミドル級王座決定戦。

王座への挑戦ではなく、1位と2位の決定戦。しかも日本開催(=興行主)。
ランキング選手ともなれば順位の差は気にならない。チャンスは十分ある。
ミドル級世界では一番層の厚いクラス。
世界タイトルを獲れば1995年の竹原慎二以来となる日本人2人目
そして何よりも日本人初の五輪メダリストの世界王者へなるはずだった。

が、しかし…
結果は1―2の判定負け。
採点は111―116、112―115、117―110だったとのこと

我家のチャンネル権(?)の関係で試合はまだ観ていない。
だから何も言えないのですが、
4回にダウンを奪ったものの、手数が少なかったのが影響した
との報があるので、何となく想像はできる。

最近はだいぶ改善されたが、判定になると
日本の試合と世界タイトルとではジャッジの仕方が少し違う。
手数やインファイトの勢いだけでは評価されない。
またラウンドマスト方式といって、どんなに拮抗したラウンドも
必ずどちらかにポイントをつける。
ダウンを取ったとしてもポイントとしてはたかだか2ポイント差。
判断がつき難いラウンドを向こうに持っていかれたとしたら十分あり得る数字だ。
ヒットがなくても、相手にパンチが届いたように見えれば
ホームの試合では歓声が上がるから、観客は勘違いしやすくなる。

1−2にジャッジが分かれたということは相当わかりにくいラウンドが多かった
ということだったのだろうし、
日本の興行にもかかわらず1−2ということは、
明確に村田選手がとったラウンドはダウンのラウンドくらいしかなかったということ。
相手の戦績は38戦36勝(21KO)2敗というから
試合運びもうまかった=負けない試合の仕方をよく知っていたのでしょうね。

とにかく日本ボクシング界の悲願は、また次回へ持越しだ。
メダリストが次にいつ出てくるのかわからないので、やはり村田選手に再挑戦して欲しい。
全く歯が立たないわけではなかったのだから、気持ちを立て直して
生きているうちに悲願達成を見たいなぁ。

それよりまずは録画したこの試合を見たいなあ。

posted by 愛虎 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ボクシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

70年かかって

朝刊の社会面に「初の女性理事 高野連が選出」との見出しがあった。
え、いまだに女性の理事がいなかったの?
との驚きと
やっぱり。だから女子マネージャーの練習参加問題が起きるんだよ!
という納得とが同時に頭に浮かんだ。

最近では女子の高校の野球部もあるのでは?
と思ったら、
全国高等学校女子硬式野球連盟
という別の組織なんですね。

よく甲子園(全国高等学校野球選手権大会=男子の大会)に女子選手も認めよ!
というのは、ちょっと論点がずれていると思いますが
日本高校野球連盟で男子大会と女子大会を開催するのは本来やるべきでしょうね。
他のどの競技も―いまやボクシングでさえ男女それぞれ大会を認めているのですから。

こういうところを見るとやはりあまりにも古臭いというか
さすがにこれまで70年もの間、試合はおろか理事にも
女性を受け付けなかったというのもわかるる気はしますが。
おそらく、昨年の女子マネージャーの練習参加問題が、自分たちが思っていた以上に
批判されたので、ようやく(渋々)女性理事を入れて、イメージアップ♪
ってなところでしょうが。

高野連の理事自体が名誉職なのでしょうが、せっかくなら
もう少し競技者として野球を知っていそうな方が良かったのですが
それだと今の理事のオジサマ方が困るのかもしれませんね(笑)。

今後は高野連で女子の硬式野球も認めるようなところまでいって欲しいですが
その時きちんと対応すべきなのが全国高等学校女子硬式野球連盟の処遇ですね。
女子のアマチュアボクシングが認められた時もそうでしたが
これまで女子競技を支えてくれた日本ボクシング連盟的には“非公認”の団体から
ただ選手たちをかっさらうのではなく、女子の大会を開催してきた経験が
(例えば女性の体に合ったルール作り)あるのですから、
そこをきちんと評価して、然るべき役職や部会を用意すべきです。

いずれにしても、70年の歴史を打ち破る―高野連的には―大英断を歓迎したいと思います。


posted by 愛虎 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

いっそのこと

気がつけば東京五輪まであと3年ちょっと。
五輪中の交通抑制策について政府や東京都、組織委員会は検討を始めたようである。
コンパクト開催だったはずの2020東京五輪も、
結局のところ開催範囲が広がり、そのぶん交通=人の輸送についても
考えておかねばなるまい。

新聞では関係省庁のみならず経団連や商工会議所、トラック協会なども参加し
交通量の削減策を議論するようだ。
すでに具体案として
@企業による在宅勤務や時間差通勤、夏期休暇取得の推進
A宅配会社の再配送の抑制
B渋滞が予想される一部高速道路の料金値上げ
などが出ているようですが、えーい面倒くさい。
いっそのこと五輪開催中は日本中国民の祝日にしちゃいなさいよ!
五輪開催(観光含む)に直接的に影響しない仕事はとにかくお休み。
学校ももちろん官公庁だって大会の応援部隊以外は(窓口業務とか)
休日並みの対応で良いんじゃない?

仕事をやったってどうせ五輪が気になって手がつかないもの。
企業や運送業者にチマチマ頼むより、ここは国が大英断をすれば良いだけで。
どうでしょうね。日本中祝日案。

posted by 愛虎 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

国家百年の計

土木のお芝居を観てきました。
川崎市を縦貫する南武線の誕生を描いた「南武線誕生物語―夢みる男たち―」。
数か月前、南武線の駅でチラシを見つけ気になっていました。
公演はこの週末と次の週末の5日間のみ。
どこかでタイミングが合えば行きたいなぁと思っていましたが
前売り券を買うにまでには至らず、今日思いたって当日券で観てきました。
土木をテーマにした映画やテレビは見たことがありますが、舞台のお芝居は初めてです。
 nanbu01.JPG

2時間半という限られた中で、結構頑張って描いたなと思いました。
アミガサ事件から取り上げることで、主人公の一人である
発起人代表の秋元喜四郎の人となりだけでなく、東京との因縁も表現するところなどは
なるほどなぁと感心しました。
ただこの因縁は川をやっている者からするともう一歩踏み込んでもらいたいと
思う部分なのですが、限られた中では難しいでしょうね…。

東京(江戸)との因縁は江戸時代までさかのぼります。
それに絡んでくるのは川崎を縦貫する二ヶ領用水です。
これより後にできた玉川上水は水利権的には弱いはずですが
“江戸の水”であることを大義名分に上流で取ってしまいます。
以来、川崎はずっと東京中心の治水・利水計画に泣かされていくことになります。
そうして積もった想いが、砂利鉄道開通への原動力になったのでしょう。
できれば、そこも知って欲しいなと思ったのですが。

それくらい私にとってはテーマが身近だったのでなかなか楽しめました。
もう一人の主人公である浅野総一郎が自分の信念を伝える時に
学校を作って人を育てる話をするのですが、その学校にも少なからず関わったことがある。

nanbu02.JPGまた利用者増加のため東京競馬(現在の府中競馬場)の誘致や
久地の梅林、稲田堤への桜の植林といった名所づくりをしていくのですが、
これは阪神電鉄の多角経営にアイディア得たことなども描かれた。
阪神電鉄が宝塚歌劇団や甲子園の付近の開発をしたことは
私の著作でも紹介したことがあるのでこれまた非常に縁を感じました。

このお芝居で一番共感したのは、物語のクライマックスでもある
浅野総一郎が事業参入のために秋元喜四郎を説得するシーン。
「50年、いや100年先に目を向けよう」という言葉です。
――判断は100年先に任せよう。
これまさに国家百年の計という土木の精神につながる言葉です。
私が口にすると判断能力がないが故の“逃げ”の口実とも言えなくはないけれど
某雑誌でダムについて書いた時の最終回は
「ダムが良いか悪いかの判断は100年先200年先に任せよう」
と書かせてもらった。
土木事業とはそれくらい壮大なものだということも
今日の観客に伝わっていたら良いなと思いました。

  nanbu03.JPG
南武線の蔵書2冊。鉄子というわけではありません(笑)。鉄道は交通計画=土木だから。
ここの内容もお芝居に結構出てきていました。


posted by 愛虎 at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする