国道を封鎖してファッションショーなど、いまだかつてないのではないか。
企画した方のセンスもさることながら、
それを許した国交省も大英断ではないだろうか?
日本橋でのファッションショーを企画したのは
TOKYO KIMONO WEEK 2012 の一環。
日本の起点である日本橋橋上から「日本の心・日本の絆」をテーマにショーを開催。
今日は第40回 日本橋・京橋まつり 大江戸活粋パレードも開催されており
日本橋は中央通りのパレードの区間内というやり易さもあっただろうが、粋な企画だ。
実はこのファッションショーのメイクを担当するのが
Ukoのサロンで取り扱う化粧品会社。
それでこのイベントを知った訳だが、川に関わる人間としては
川の上でやる大イベントを見逃すわけにはいかない。
三越方面から日本橋を望む。
ランウェイ用に橋上にシートをひいて準備。
短時間で準備をしなければならないので大変そう。
さすがに着物客が多いです。
間もなく開始! バスの後ろでモデルさんたちがスタンバってます。
始まりました〜
お天気は快晴、しかし高架橋の下は日陰で写真は非常に撮り難い。
予定の20分を少し超えて、エンディング
これだけの着物姿が並ぶと壮観です。
終了〜!
ものすごい勢いで撤収です
かつての構造物はただ機能を果たせば良いというだけのものでなく
その時代の技術と文化の最高峰を
今よりも高価なものであったからこそ、そこに全てを掛けるような
技術者の粋というものを見せてくれた。
高速道路の高架橋により、日陰の身になってしまったが
本来は素晴らしい意匠の橋。
当時の最先端のファッションを誇った橋だ。
その場所を使ってファッションショーをやる。
平成の世で明治時代の橋を使って着物という日本文化を魅せる。
平成と明治のファッションの融合。イイじゃないですか
こうしたイベントから日本橋の―いや橋だけでなく
日本橋川の上を走る高速道路に目を向けるきっかけになってくれたら、なお良い。